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アメリカの中央銀行にあたるFRB連邦準備制度理事会が市場関係者などへの聞き取りをもとに行った調査で、インフレによる金融引き締めの長期化をリスクに挙げる人が最も多くなりました。

FRBは、雇用や物価に影響を及ぼす金融システムのリスクを点検するため、研究者や市場関係者などへの聞き取りをもとに、年2回をまとめています。

19日、ことし1月下旬から3月末にかけて行った調査結果を公表しました。

それによりますと、インフレによる金融引き締めの予想以上の長期化をリスクだと回答した人が全体の72%と最も多くなりました。また、金融システムに影響を与え得る要因として、政策の不確実性を挙げた人は60%にのぼり、前回10月時点の24%から大幅に上昇しました。

具体的には、▽中東情勢など地政学上の緊張の高まりにともなう外交政策や▽11月に行われるアメリカ大統領選挙が不確実性の要因と指摘されたということです。

今回の報告書では、世界的な地政学上の緊張の高まりは、経済活動の低下やインフレの加速などの悪影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしています。