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欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は先週、米連邦準備理事会(FRB)の「ドットチャート」のような金利予測分布図を公表することを提案したが、域内中銀総裁の多くは各国政府からの圧力を懸念しており、同意を取り付けるのは難しい可能性がある。関係筋が明らかにした。

シュナーベル氏は国際通貨基金IMF)・世界銀行春季会合で理事会メンバーを務めるユーロ圏20カ国の中銀総裁のうち13人と協議。ほぼ全員が各国政府からの独立性を危うくするとの懸念を示した。

FRBが1年に4回公表するドットチャートの予測は匿名で、エコノミストなどはどの委員の予測値かを推測するが、ドットの修正を求めるような政治的圧力はない。

ECB理事会メンバーは、政治家が自国の中銀総裁のドットを探り当てて、自国の政策目標に合致した見通しを示すよう圧力をかけると考えている。

それでもなお、メンバーの一部は来年始まる政策運営枠組み見直しでドットチャート導入の是非を協議することに前向きな姿勢を示した。

欧州経済センター(ZEW)のエコノミストが2021年に発表した論文によると、金利引き下げを支持するハト派メンバーは高債務国のメンバーで、タカ派はその逆となる傾向がある。理事会は総裁と副総裁、4人の専務理事、20カ国の中銀総裁から成る。

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英国は2022年にインフレ率が41年ぶりの水準まで上昇し、BOEは利上げが後手に回ったとの批判を浴びた。このため昨年、バーナンキ氏にBOEの経済予測方法などを改善するための提言が委託されていた。

提言書は、BOEがより多くの経済シナリオを公表し、金利については市場予想への依存を減らすといった改善案を示した。ただ金利見通しについては、FRBの「ドットチャート」のような独自予測の発表を推奨せず、こうした大胆な選択肢についてはさらなる検討が必要だとした。

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これに対する抜本的な解決策としては、FRBのような経済・金利予測の「ドットチャート」を導入する案がある。またインタビューで幅広いエコノミストの支持を得たのは、メーン予測と併せて複数の代替シナリオを公表する方法だ。

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