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北朝鮮偵察衛星の打ち上げはわずか数分で失敗したが、アナリストからは宇宙開発競争で前進を示したとの声があがっている。

朝鮮中央通信「液体酸素と石油エンジンを搭載したロケットの1段目が空中爆発して失敗した」とする北朝鮮当局者の発言を伝えた。新たに開発した液体燃料ロケットエンジンが原因の可能性があるものの、他の要因についても調査を進めているとした。

ロケットの名称や写真は公表されていないが、アナリストによれば、昨年11月の衛星打ち上げに使用された「千里馬1型」とは異なる可能性が高い。

米政府高官やアナリストによると、千里馬1型は北朝鮮の核搭載大陸間弾道ミサイル用に開発されたシステムをベースにしている。

韓国科学技術政策研究院のイ・チュングン氏は、石油燃料と液体酸素のエンジンは昨年北朝鮮の衛星計画支援を宣言したロシアが支援を提供した可能性を示唆しているとの見方を示した。

同氏は「失敗したが大きな飛躍」と分析。「韓国の宇宙ロケットのいくつかは数十年前にロシアと共同開発されたもので、同様の技術を使っている」と指摘した。

また「ロシアは液体酸素ケロシン燃料に最も強い国。われわれの羅老ロケットとヌリロケットはロシアとの技術協力によって液体酸素ケロシン燃料を採用している」と述べた。液体酸素はマイナス183度で沸騰するため、特殊な燃料貯蔵装置などが必要だと指摘。昨年末、北朝鮮が何度もロケットの静的試験を行ったのはそのためかもしれないという。

一部のアナリストは、北朝鮮なぜエンジンの種類を変更するのか疑問視しているが、同氏は国連安全保障理事会で禁止されている弾道ミサイルから切り離すことができると指摘した。

韓国国防安全保障フォーラムのシン・ジョンウ氏は、ロシアが新型ロケットや人工衛星の設計に協力した場合、北朝鮮も将来にわたってロシアの部品を必要とする可能性が高く、協力関係が深まるとの見方を示した。

北朝鮮金正恩朝鮮労働党総書記は、宇宙からの偵察能力は自衛と主権を守るために極めて重要だとし、北朝鮮はその保有に向けた努力を決して諦めないと述べた。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が29日に伝えた。

北朝鮮は27日夜、2基目となる軍事偵察衛星を打ち上げたものの、空中で爆発して失敗した。

金氏は国防科学院を訪れた際、米国の軍事行動や挑発を理由に挙げ、「軍事偵察衛星保有は国家の自衛的抑止力を強化し、国家主権や安全保障を潜在的脅威から保護するために極めて重要な課題」と述べた。

また、韓国が軍事偵察衛星打ち上げを非難したことに反発し、韓国による軍事力の示威や戦闘機などの演習を「火遊び」と呼んで批判した。

今回の北朝鮮による衛星打ち上げは、液体酸素と石油を燃料とする新しいエンジンを使用したことで宇宙開発競争で北朝鮮がさらに進歩したことを示していると専門家は指摘する。

ある専門家は、今回の設計はロシアがロケットの製造に協力した可能性を示唆していると指摘し、「大きな飛躍だ」と述べた。北朝鮮とロシアは昨年の首脳会談以降、軍事協力を強化している。

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北朝鮮キム・ジョンウン金正恩)総書記は、27日に失敗した軍事偵察衛星の打ち上げについて初めて言及しました。エンジンの異常で自爆システムが作動したと明らかにしたうえで、アメリカなどに対抗するため今後、再び打ち上げを試みる姿勢を強調しました。

29日付けの北朝鮮朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記が、軍事偵察衛星の開発などを担う国防科学院を28日に訪れて演説したと伝えました。

この中でキム総書記は、27日に4回目となる軍事偵察衛星の打ち上げを行ったものの新型ロケットが空中爆発して失敗したことについて初めて言及し、1段目のエンジンの異常で自爆システムが作動したと明らかにしました。

そして、軍事偵察衛星保有については、アメリカの軍事的な挑発に対抗するためだなどと主張するとともに「わが国が自衛的な抑止力をさらに強化し、潜在的な脅威から国家の主権を守るうえで欠かせない課題だ」と正当化し、今後、再び打ち上げを試みる姿勢を強調しました。

加えてキム総書記は「今回の打ち上げは実を結ばなかったが、われわれは失敗を恐れて萎縮するのではなく、さらに大きく奮い立つことになる」として、科学者らを鼓舞しました。

北朝鮮ことし、3基の軍事偵察衛星を打ち上げる計画を示しており、今回の失敗の原因究明を進めて5回目の打ち上げの時期を慎重に検討していくとみられます。

キム総書記“韓国軍の攻撃力崩壊できる力量持っている”

北朝鮮キム・ジョンウン総書記は28日、国防科学院で行った演説で、韓国軍が27日、北朝鮮の衛星打ち上げの通報を受けて前線付近で空軍機およそ20機による訓練を実施したのに対し「真っ向から挑戦する行為だ」と非難しました。

そのうえでキム総書記は、朝鮮半島有事に言及し「わが軍は、作戦の初期に韓国かいらい軍の基本的な攻撃力やインフラ、それに指揮システムを崩壊させることができる圧倒的な力量を持っている」と強調しました。

北朝鮮は韓国について、平和統一の対象ではなく敵対国とみなす政策に転換し、韓国軍や在韓アメリカ軍をたたくため戦術核弾頭の搭載を想定した多様なミサイルの発射を繰り返すなど、対決姿勢を鮮明にしています。

官房長官「今後も発射強行も 警戒・監視に全力」
官房長官は午前の記者会見で「北朝鮮による発射は衛星の打ち上げを試み失敗したものと認識しているが詳細は引き続き分析中だ。今後も発射を強行する可能性はあると考えており、引き続きアメリカや韓国とも緊密に連携し、必要な情報の収集・分析を行うとともに、警戒・監視に全力を挙げる」と述べました。

韓国軍は、北朝鮮がごみや汚物を大型の風船で韓国側に大量に飛ばしたと発表しました。韓国の団体がキム・ジョンウン金正恩)総書記を批判するビラを風船で北朝鮮側に飛ばしたことへの対抗措置とみられます。

韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が28日夜から大量の風船を韓国側に飛ばしたと発表し、首都ソウルのほか、北朝鮮に近い地域などで落下物が見つかっているということです。

公表された写真には、風船に袋がぶら下がっている様子や、地面に散乱する紙くずなどが写っています。

韓国軍は袋の中には、ごみや汚物が入っていたとしていて、現地メディアは、排せつ物のようなものが含まれていると報じています。

これまでにおよそ200の風船が見つかり、韓国軍は念のため、生物化学兵器に対応する部隊や爆発物処理班を出動させて、回収を進めています。

韓国軍は、空港や高速道路などに落下すれば大きな被害が出かねないとして「低レベルな行為をただちにやめるように警告する」と北朝鮮を非難しました。

北朝鮮に対しては韓国の脱北者団体がキム・ジョンウン総書記を批判するビラを大型風船で今月10日に飛ばしていました。

北朝鮮の国防次官は、対抗措置として今月25日付けの談話で「汚物が近く韓国の国境地域に散布され、これの片付けにどれほどの労力が必要か身をもって知るだろう」と発表し、今回の落下物はこれを指しているとみられます。

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