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IAEA国際原子力機関は、イラン政府からウラン濃縮に使う遠心分離機を増設する計画を通告されたと明らかにし、イギリスとフランス、ドイツの3か国は「核開発をエスカレートさせる措置だ」と非難する声明を出しました。

IAEAは13日、加盟国に示した報告書で、イラン政府から中部のナタンズとフォルドゥにある核施設でウラン濃縮に使う遠心分離機を増設する計画を通告されたと明らかにしました。このうちフォルドゥでは実際に増設が進められていることを確認したとしています。

これを受けて、イギリスとフランス、ドイツの3か国は15日、共同声明を出し「イランの措置は核合意で定められた上限をすでに大幅に超えている濃縮ウランの製造能力と蓄積をさらに拡大し、核開発をエスカレートさせるものだ」と非難しました。

6月3日の理事会

IAEAの理事会では5日、イラン政府に対して、国内の申告されていない場所で見つかった核物質について、調査への協力が不十分だとする決議が採択されたばかりで、遠心分離機の増設はこれに反発した動きとみられています。

イランはアメリカのトランプ前政権が核合意から離脱して以降、核合意で定められた上限を大きく超える60%にまで濃縮度を高めたウランの製造を進めていて、国際社会の懸念が高まっています。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・252日目②)

イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ南部の一部地域で毎日、軍事活動を一時停止すると発表した。国際援助機関が人道危機の悪化を警告しており、より多くの援助物資搬入を可能にする。

ケレム・シャローム検問所からサラ・アル・ディン道路を経て北に向かう道路沿いで、0500─1600GMT(日本時間午後2時から翌日午前1時)まで停止するという。追って通知するまで毎日実施する。

イスラエル軍は、ラファでの戦闘は継続するとした。

イスラエル軍イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるガザ地区南部で人道支援物資の搬入のため、主要道路沿いでの軍事活動を一時的に停止すると発表しました。ただ、支援にあたる国連機関は人道状況の改善のために一刻も早い停戦が必要だと訴えています。

イスラエル軍ガザ地区への攻撃を続け、パレスチナの地元メディアは16日、南部ラファや北部のガザ市でイスラエル軍による空爆があり、けが人が出ていると伝えています。

一方、イスラエル軍は地上作戦を進めているガザ地区南部の一部の地域で軍事活動を毎日午前8時から午後7時まで一時的に停止すると16日、発表しました。

イスラエルとの境界にあり人道支援物資の搬入経路になっている南部のケレム・シャローム検問所からハンユニスに続く主要道路沿いが対象で、支援物資の搬入量を増やすためだとしています。

ただ、イスラエル軍は、ヘブライ語版のSNSには「これは作戦の停止ではなく、ラファでの作戦は継続する」と投稿し、国内向けには強硬姿勢をアピールしています。

ケレム・シャローム検問所をめぐっては、イスラエル当局が検問所では多くの物資が国連などによる受け取りを待っている状態だと主張する一方で、国連はイスラエル軍の攻撃などで検問所へのアクセスが難しくなっているとしていて、物資の搬入が滞っていました。

現地で支援にあたるUNRWA国連パレスチナ難民救済事業機関は15日、「住民は絶望的なレベルの飢えに直面し続けている。5万人以上の子どもが栄養失調で治療を必要としている」として人道状況の改善のために一刻も早い停戦が必要だと訴えています。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・253日目①)