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イスラエルイスラム組織ハマスの交渉を仲介するエジプトとカタールは、パレスチナ自治区ガザで拘束されている人質の解放と停戦を含む提案に対するハマスからの回答をイスラエルに伝えた。

イスラエルの情報機関モサドの声明によると、イスラエルはこの回答を検討中で、仲介者に返答する予定という。これ以上の詳細は明らかにされていない。

一方、ハマスは3日、ガザでの戦争終結に向け仲介者と「いくつかの案」を交換したと発表。

声明で、ハマス指導者がカタールやエジプトの仲介者とイスラエルとの合意方法を巡って電話協議し、トルコ当局者とも連絡を取ったと明らかにした。

米紙ニューヨーク・タイムズは当局筋の話として、イスラエル軍幹部はハマスが当面勢力を維持するとしても、ガザの停戦を望んでいると報道。ハマスの存続を容認する停戦に反対してきたネタニヤフ首相と軍部との溝が広がっていると伝えた。

同紙によると、軍幹部は、残りのイスラエル人人質の解放を確保するには停戦が最良の方法だと考えている。また、隣国レバノンイスラムシーア派組織ヒズボラとの戦闘が拡大した場合に備え、弾薬が不足し、過剰に伸張しているイスラエル軍を再編成する必要があると考えているという。

イスラエル軍が3日、レバノン南部を攻撃し、イスラムシーア派組織ヒズボラの上級司令官を殺害した。レバノンの治安筋2人が明らかにした。

ここ約9カ月に及ぶ交戦で死亡した最高位の幹部の1人という。

ヒズボラは声明で、殺害されたのはハメド・ナセル氏で「殉教者」と表現したが、詳細は明らかにしていない。イスラエル軍からのコメントは発表されていない。

情報筋によると、ヒズボラ戦闘員1人と民間人1人も死亡した。

これを受け、同組織は上級司令官などの「暗殺」に対する報復として、少なくとも2回の攻撃を行ったと発表。イスラエル軍基地にカチューシャ・ロケット弾100発、国境沿いの最大都市キリヤット・シュモナの別の基地にイラン製ミサイルを発射したという。

イスラエルのガラント国防相は、イスラエル軍ヒズボラを「毎日激しく」攻撃していると説明。交渉による合意に達することが望ましいが、同組織に対して必要なあらゆる措置を講じる準備があると述べた。

ロイターの集計では、レバノンでのイスラエルの攻撃により、これまでにヒズボラ戦闘員300人以上と民間人87人が死亡。イスラエルによると、レバノンからの砲撃で兵士18人と民間人10人が殺害されたという。

#米中(シリア)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・270日目②)

イスラエルイスラム組織ハマスの間の停戦と人質解放に向けた交渉で、イスラエルは、ハマス側から新たな回答を受け取ったとしていて、交渉の進展につながるかが焦点となっています。

イスラエル軍は4日もガザ地区各地で攻撃を続けていて、過去、一日に空爆で数十人のハマスの戦闘員を殺害したと主張しました。

南部ハンユニスで3日、NHKガザ事務所のサラーム・アブタホンカメラマンが撮影した映像では、国連が運営する避難所のすぐ近くにある5階建ての集合住宅が、イスラエル軍による攻撃を受け粉じんが立ちこめる中、避難所にいた人たちが逃げ惑う様子が映っています。

攻撃を受けた集合住宅は、7月1日にイスラエル軍が退避先として指定していたハンユニス西部にあり、地元メディアによりますと、この空爆で7人が、けがをしたということです。

ガザ地区の保健当局は3日、これまでの死者が3万7953人にのぼったとしていて、住民の犠牲が増え続けています。

こうした中、イスラエルハマスの間の停戦と人質解放に向けた交渉について、イスラエル政府は3日、ハマスから仲介国を通じて新たな回答を受け取ったと明らかにしました。

アメリカのニュースサイト、アクシオスは、イスラエル当局者の話として、新たな回答は建設的なもので、進展があったとする一方で、仮に交渉に入ったとしても、合意までは数週間かかるとする見方を伝えています。

交渉をめぐっては、完全な停戦を求めるハマスと、それを認めないイスラエルの立場の隔たりが埋まらずに停滞していて、ハマス側からの新たな回答で交渉の進展につながるかが焦点となっています。

国連人道問題担当者「ガザ地区の10人に9人が1度は避難」

ガザ地区の人道状況について、OCHA=国連人道問題調整事務所の担当者が3日にオンラインで記者会見し「去年10月以降、ガザ地区の10人に9人が、少なくとも1度は避難を余儀なくされているとみている」と述べました。

また、パレスチナ当局の統計で、ガザ地区の人口はおよそ230万人だったものの、去年10月にイスラエル軍イスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、3万7000人以上が死亡し、およそ11万人がガザ地区を脱出したなどとして、現在の地区の人口はおよそ210万人と推計されていることを明らかにしました。

OCHAでは、この210万人全員が人道支援物資を必要としているとみていますが、イスラエル軍が7月1日に出した退避通告の対象が地区全体のおよそ3分の1にあたることから、支援活動にも大きな影響が出るという見方を示しました。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・271日目①)