ヒズボラ、イスラエル軍事施設9カ所攻撃 昨年10月以降で最多 https://t.co/hHx8eSAc4J
— ロイター (@ReutersJapan) June 13, 2024
レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは13日、イスラエルの軍事施設9カ所にロケット弾と武装ドローン(無人機)による組織的な攻撃を行った。11日のイスラエル軍による空爆で現場司令官が死亡したことへの報復とされる。
治安当局筋がロイターに明らかにしたところによると、ヒズボラはこの攻撃で少なくとも30機の攻撃用ドローンを同時に発射。8カ月に及ぶ交戦で同組織が行ったドローン攻撃としてはこれまでで最大規模となる。
イスラエル北部の都市ではこの日、空襲警報が鳴り響いた。イスラエル当局によると午後にレバノンから約40発のロケット弾が発射されたという。
イスラエルの救急当局によると、2人が負傷した。
イランの支援を受けるヒズボラとイスラエルは、10月のガザ戦争勃発以来、激しい戦闘を繰り広げており、イスラエルによるヒズボラ司令官殺害を巡りここ2日間は攻撃が一層激化している。
イスラエル北部 レバノンから多数のロケット弾 紛争拡大懸念https://t.co/SAd9YDFnst #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 13, 2024
イスラエル北部では隣国レバノンから2日続けて多数のロケット弾などが撃ち込まれ、イスラエル軍はレバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織への軍事作戦を強化する構えを見せています。ガザ地区での停戦に向けた交渉に進展が見られない中、紛争のさらなる拡大が懸念されています。
イスラエル北部では13日、隣国レバノンから多数のロケット弾や無人機が撃ち込まれ、防空システムによって大半が迎撃されたものの、一部が着弾し、イスラエルの救急当局はこれまでに2人がけがをしたとしています。
この攻撃について、レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラが自らの攻撃だとする声明を出していて、中東の衛星テレビ局アルジャジーラはヒズボラが30機の無人機と150発のロケット弾を発射したと伝えています。
ヒズボラは前日にも、200発以上のロケット弾を発射していて、イスラエル北部への攻撃を強めています。
これに対してイスラエルのネタニヤフ首相は、ヒズボラへの軍事作戦を強化する構えを見せていて、イスラエル軍は連日、ヒズボラの拠点への空爆を続けています。
イランの支援を受け強力な軍事力を持つヒズボラとイスラエルの戦闘が激化していることを受けてアメリカも危機感を示していて、オースティン国防長官が今週、イスラエルのガラント国防相と電話で会談し、自制を促したということです。
ガザ地区でのイスラエルとイスラム組織ハマスとの間の停戦に向けた交渉に進展が見られない中、紛争のさらなる拡大が懸念されています。
アメリカ中央軍 “フーシ派が貨物船を攻撃 1人大けが”
アメリカ中央軍は13日、イランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派が巡航ミサイル2発をアデン湾に向けて発射し、航行していた貨物船を攻撃したと発表しました。
この攻撃により、貨物船から火が出て、船員1人が大けがをしたということです。
アメリカ中央軍は「フーシ派によるこうした無謀な行動は地域の安定を脅かし、紅海とアデン湾全域で船員の生命を危険にさらしている」と非難しました。
一方、フーシ派の報道官は13日、SNSに投稿し「船舶への攻撃を成功させ、炎上させた。パレスチナの人々と連帯し、イエメンを守るため、今後も作戦を拡大させていく」として今後も同様の攻撃を行うと強調しました。
米仏、イスラエルとヒズボラの緊張緩和へ連携強化=マクロン大統領 https://t.co/hVPVfIT0ew
— ロイター (@ReutersJapan) June 13, 2024
フランス、米国、イスラエルの3カ国は、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの緊張緩和に向けてフランスが年初に提示したロードマップ(行程表)を推進させる取り組みを強化する方針で合意した。マクロン仏大統領が13日、イタリア南部プーリア州で開催されている主要7カ国(G7)首脳会議の合間に明らかにした。
ハマス、ガザ停戦実現へ行動すべき=バイデン氏 https://t.co/wSf0VGsL7D
— ロイター (@ReutersJapan) June 13, 2024
バイデン米大統領は13日、パレスチナ自治区ガザでの停戦実現に向け行動するよう、イスラム組織ハマスに呼びかけた。
イスラエルとハマスがガザ停戦で近く合意すると確信しているかという記者団からの質問に対し、バイデン大統領は「確信はない」と回答。「希望は失ってはいないが、困難になるだろう」とし、「ハマスは行動を起こさなくてはならない」と語った。
バイデン大統領は4月、ガザ停戦案を提示。ブリンケン米国務長官は12日、ハマスが停戦案に対して多数の変更を提案しており一部は実現不可能だが、溝を埋めるよう取り組むと表明した。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・250日目②)
米国、イスラエル組織に制裁へ ガザ人道支援のトラック襲撃 https://t.co/ZSTWGReDSl
— ロイター (@ReutersJapan) June 14, 2024
米政府は14日、パレスチナ自治区ガザへ人道支援物資を運んでいたトラックを襲撃したイスラエルの組織「ツァブ9」に制裁を科す。米当局者がロイターに明らかにした。
ツァブ9はイスラエル軍の予備兵やヨルダン川西岸地区のユダヤ人入植者とつながりがある。5月13日にヨルダン川西岸のヘブロン近郊で支援物資を積んだトラック2台を襲撃して略奪、その後放火した。
バイデン大統領は2月、ヨルダン川西岸の暴力に関する大統領令を発令し、パレスチナ人を攻撃したユダヤ人入植者や、パレスチナの軍事組織に制裁を科しており、今回もこの大統領令の下でツァブ9に金融制裁を発動する。
国務省幹部はロイターに「この権限を使って制裁対象を広げていく。宗教、民族、場所を問わず、ヨルダン川西岸の平和、安全、安定を脅かす個人・団体をターゲットにする」と述べた。
ツァブ9は5月13日の襲撃後、イスラム組織ハマスに物資が届くのを阻止することが目的だったと表明。イスラエル政府がハマスに「贈り物」をしていると非難した。
弁護士によると、イスラエルは襲撃に関与した4人を逮捕した。
ガザ地区 停戦交渉 進展見えず イスラエル北部では戦闘激化https://t.co/y6gcQeDj0x #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 14, 2024
ガザ地区での停戦をめぐる交渉に進展が見られない中、イスラエル軍は14日もガザ地区への攻撃を続けています。
一方、イスラエル北部では隣国レバノンに拠点を置くイスラム教シーア派組織との戦闘が激化していて、紛争の拡大が懸念されています。
イスラエル軍は14日もガザ地区への攻撃を続けていて、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、中部のブレイジで前日夜からの攻撃によって子ども1人を含む3人が死亡したと伝えています。
ガザ地区での停戦や人質の解放をめぐる交渉では今週、ハマス側が示した回答にイスラエルやアメリカが反発し、進展が見られていません。
こうした中、ハマスの幹部は、13日に放送されたアメリカCNNテレビとのインタビューで「イスラエルは6週間の停戦の後、戦闘を再開するつもりで、アメリカはイスラエルに恒久的な停戦を受け入れさせていない」と述べイスラエルやアメリカへの不信感をあらわにしました。
一方、イスラエル北部では、隣国レバノンから13日までの2日間で300発以上のロケット弾などが発射されたのに続いて、14日もロケット弾や対戦車ミサイルが撃ち込まれました。
これに対してイスラエル軍がレバノンに拠点を置く、イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点を空爆するなど、戦闘が激化しています。
また13日にはイランが支援し、ハマスとの連帯を示すイエメンの反政府勢力フーシ派が、アデン湾を航行していた貨物船を狙って巡航ミサイル2発を発射しました。
ガザ地区での停戦の見通しが一向に立たない中、紛争のさらなる拡大が懸念されています。