イスラエル、「無意味な交渉」を拒否 安保理決議後に https://t.co/HE6y7KxccD
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) June 11, 2024
国連安全保障理事会でパレスチナ自治区ガザ地区での停戦合意を求める決議案が採択された後、イスラエルは「無意味で際限のない交渉」には応じないとの強硬姿勢を示した。
イスラエルの上級外交官、レウト・シャピル・ベンナフタリ氏が10日、ガザでの戦闘終結に向けた安保理会合で語った。
イスラエルは「ガザが将来、イスラエルに脅威を及ぼさない」との確証を望んでいるとして、「人質の帰還」や「イスラム組織ハマスの能力解体」などの目標を達成することが重要だと強調。達成されれば「戦争は終わるだろう」と述べた。
また、「イスラエルの信条に変わりはない」「当初からの目標だ」と語り、ハマスの再武装、再編は許さないと改めて力説。ハマスが時間稼ぎに使う恐れのある交渉には応じないとの立場を示した。
イスラエルは国連安保理のガザ停戦決議順守を=エジプト・ヨルダン外相 https://t.co/BGwPyrFgCp
— ロイター (@ReutersJapan) June 12, 2024
エジプトのシュクリ外相とヨルダンのサファディ外相は11日、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザにおける停戦案を支持する国連安全保障理事会の決議を順守するよう求めた。
サファディ氏はヨルダンで開かれた共同記者会見で、イスラエルが決議の順守を拒否すれば国際法の信頼性が危うくなると指摘。「イスラエルが侵略を続ける限り、イスラエルはますますのけ者国家になる」と述べた。
シュクリ氏も安保理決議は「義務的であり、尊重されるべき」とした。
停戦巡る安保理決議、ハマス幹部が受け入れ表明 希望の兆しと米長官 https://t.co/9EpmWTHv9U
— ロイター (@ReutersJapan) June 11, 2024
パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの幹部は11日、国連安全保障理事会(安保理)の停戦決議を受け入れ、詳細について交渉する用意があると表明した。イスラエルに決議を順守させるのは米国の責任だと主張した。
ただ関係筋によると、協議を仲介するカタールとエジプトは、ハマスとイスラエルの双方から停戦案に関する正式な回答をまだ受け取っていない。
ハマス幹部のサミ・アブズーリ氏はガザ地区での停戦、イスラエル軍の撤退、イスラエルが拘束しているパレスチナ人と人質の交換に関して、ハマスは安保理決議を受け入れるとロイターに述べた。
「安保理決議を履行して占領軍に戦争を即座に終結させる約束を果たすという真の試練に米政府は直面している」と語った。
ブリンケン米国務長官は同氏の発言について「希望の兆し」と述べた。同時に、ガザ地区におけるハマス指導部の明確な意思表示が必要と指摘。「それが重要だが、まだ得られていない」と語った。
サミ・アブズーリ氏はガザ地区外に拠点を置いている。
<米、約4億ドルのパレスチナ支援発表>
中東を歴訪中のブリンケン長官は11日、ヨルダンで開かれたガザ地区への人道支援に関する会議で、パレスチナに対する4億0400万ドルの支援を発表。他の国にも支援を強化するよう呼びかけた。
ブリンケン氏は10日にカイロでエジプトのシシ大統領と会談した後、イスラエルに向かい、ネタニヤフ首相のほか、ガラント国防相と会談。11日は、ネタニヤフ首相が率いる戦時内閣からの離脱を表明したガンツ前国防相と会談した。
ブリンケン氏は訪問先のテルアビブで、ガザ地区の戦争終結後の計画に関する協議は向こう数日間継続されると言及。これまでの一連の会談で、ガザ地区の治安、統治、復興などの戦争終結後の計画についても協議したとし、「この地域の多くのパートナーと協議を進めてきた。話し合いは今後も続く」と述べた。
昨年10月のハマスによるイスラエル奇襲後、ブリンケン長官の中東訪問は今回で8回目。外交努力が続けられる中でも、イスラエル軍はガザ南部ラファへの攻撃を強化。ガザ地区での戦闘は11日も続いた。
最新のガザ提案、「全目標達成可能に」とイスラエル当局者 https://t.co/HxsjJiXZJl https://t.co/HxsjJiXZJl
— ロイター (@ReutersJapan) June 11, 2024
イスラエル政府高官は11日、パレスチナ自治区ガザの停戦に向けた最新の提案は、停戦の条件である全ての目標の達成を可能にすると述べた。
高官は「イスラエルは、ハマスの軍事力と統治能力の破壊、人質全員の解放、ガザが将来イスラエルに脅威を与えないようにするという目標を全て達成するまでは戦争を終わらせることはない」とした上で「提示された提案は、イスラエルがこれらの目標を達成することを可能にするものであり、イスラエルは実際にそうするだろう」と述べた。
停戦に向けた新提案 ハマス側は前向きも双方の隔たり埋まらずhttps://t.co/v4zWFx3i8c #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 11, 2024
イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦と人質解放に向けた新たな提案をめぐりハマス側から前向きな反応が出る一方で、双方の主張の隔たりは依然として埋まっておらず、交渉が進展するのか予断を許さない状況です。
イスラエルとハマスの間の停戦と人質解放に向けて、アメリカが先月公表した6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案について、国連の安全保障理事会では10日、各国に支持を呼びかけイスラエルとハマスの双方に合意し実行するよう求める決議が採択されました。
これについてハマス側は歓迎する声明を出したほか、幹部の1人が11日、カタールメディアに「ハマスは前向きな反応を示している」と述べました。
また、イスラエルを訪問したアメリカのブリンケン国務長官は11日、記者団に対し、ハマスが歓迎する声明を出したのは「希望の兆しだ」と述べました。
そのうえでイスラエルは提案を受け入れているとして「ハマスが提案を受け入れなければ戦闘が続く責任は彼らにある」と述べ、ハマスに提案を受け入れるよう強く迫りました。
ただ、イスラエルのネタニヤフ首相はあくまでハマスの壊滅を目指すと繰り返していて、完全な停戦を求めるハマスの主張との隔たりは依然として埋まっておらず、今後、実際に交渉が進展するのか予断を許さない状況です。
ガザ地区の保健当局は11日、イスラエル軍の攻撃で過去24時間で40人が死亡し、これまでの死者は3万7164人にのぼったと発表していて、交渉が停滞する中で住民の犠牲が増え続けています。
エジプトとカタール、ハマスからガザ停戦案巡る回答受け取る https://t.co/24mmPBhRWo
— ロイター (@ReutersJapan) June 11, 2024
エジプト・カタール両政府は11日、バイデン米大統領が公表したイスラエルとイスラム組織ハマスとのパレスチナ自治区ガザにおける停戦案について、ハマスから回答を受け取ったと発表した。回答内容は不明。
ただ、匿名の当局者によると、ハマスはイスラエルとの恒久的な停戦および南部ラファを含むガザからのイスラエル軍撤退に関する新たなスケジュールを提案したという。
ハマス当局者は、回答について「われわれはこれまでの立場を繰り返した。大きな隔たりはないと考えている。ボールは今、イスラエルのコートにある」とした。
エジプト当局者からのさらなるコメントは現時点で得られてない。
一方、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11日、ハマスがエジプトとカタールに提示した正式な回答を米国も受け取り、評価していると述べた。
停戦と人質解放 新提案 ハマス側が回答も交渉進展か予断許さずhttps://t.co/pWiCo8Xpmc #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 12, 2024
イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦と人質解放に向けた新たな提案をめぐって、アメリカはハマス側から回答があり、内容を精査していると明らかにしました。一方のイスラエル側はハマスの回答に懐疑的な見方を示していて、交渉が進展するのかなお予断を許さない状況です。
イスラエルとハマスの間の停戦と人質解放に向けてアメリカが先月公表した6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案について、仲介国のエジプトとカタールは11日、ハマス側から回答があったことをSNSで明らかにしました。
また、アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官も「回答があったのは有益だ。私たちは今、精査しているところだ」と述べました。
回答の詳細は明らかになっていませんが、ハマスはこれに先立ち提案に前向きな姿勢も示しており、アメリカなどは回答を慎重に検討しているものとみられます。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相はあくまでハマスの壊滅を目指す姿勢を崩していないうえ、イスラエルの当局者はロイター通信に対して「ハマスは人質解放の提案を拒否している」と話し、ハマスの回答に懐疑的な見方を示しています。
新たな提案をめぐって依然として双方の駆け引きが続いているものとみられ、交渉が進展するかはなお予断を許さない状況です。
ハマス、ガザ停戦案を拒否=イスラエル当局者 https://t.co/HsJRWVOox9
— ロイター (@ReutersJapan) June 11, 2024
- イスラム組織ハマスは11日、バイデン米大統領が示したパレスチナ自治区ガザ停戦案に正式に回答した。ハマスは12日、「前向きな」回答によって停戦合意に達するための道が開かれたと表明したが、ハマスもイスラエルも合意を約束しておらず、先行きは不透明なままだ。
これに先立ち、イスラエルはハマスが停戦案を拒否したとの認識を示したが、ハマスは停戦案に含まれない従来の要求に改めて言及したに過ぎないとしている。
仲介国のエジプト・カタール両政府は同日、ハマスから停戦案へ回答を受け取ったと発表したが、内容は明らかにしなかった。
ハマスの政治局員、イザット・アル・リシュク氏は12日の声明で、ハマスの回答は「責任ある、真剣で前向きな」もので、停戦合意への「広い道筋を開く」ものだと述べた。
別のハマス当局者は回答について、停戦はガザでの恒久的な戦闘終結、イスラエル軍撤退、パレスチナ自治区再建、イスラエルの刑務所に収容されているパレスチナ人の解放につなげるというハマスの立場を再確認するものだとロイターに語った。
「われわれはこれまでの立場を繰り返した。大きな差はないと思う。あとはイスラエル次第だ」と指摘した。
米国はイスラエルが提案を受け入れたとしているが、イスラエルからの発表はない。イスラエルはハマスを壊滅させるまで戦闘を続ける意向を繰り返し表明している。
イスラエル当局者は「仲介者を通じハマス側の回答を受け取った。その中で、ハマスはバイデン氏が提示した人質解放に関する提案を拒否した」とし、ハマスが停戦案に盛り込まれた「全ての主要かつ有意義なパラメーターを変更した」と述べた。
関係者によると、ハマスはイスラエルとの恒久的な停戦とラファを含むガザ地区からのイスラエル軍撤退の新たなスケジュールを提案したという。
イスラエル政府高官と会談するため、テルアビブを訪れたブリンケン米国務長官は11日、ハマスのコメントを「希望の兆し」と評したが、決定的なものではないと発言。より重要なのは、ガザとハマス指導部からの言葉だ。それがまだ得られていない」と記者団に語った。
停戦新提案 イスラエルとハマス 双方が非難し合う 交渉難航かhttps://t.co/TaM2oIXs8g #nhk_news
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イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦と人質解放に向けた新たな提案をめぐって、双方とも提案を受け入れていないのは相手側だと非難し合っていると伝えられ、交渉が難航していることがうかがえます。
イスラエルとハマスの戦闘が長期化する中、アメリカは先月、6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案を公表し、国連安全保障理事会も提案を支持する決議を採択して双方に受け入れを求めています。
交渉の仲介にあたるエジプトとカタールは11日、ハマス側から提案への回答があったことをSNSで明らかにしました。
詳細は明らかになっていませんが、イスラエルの当局者はロイター通信に対し「ハマスは人質解放の提案を拒否している」と話し、懐疑的な見方を示しています。
一方、イスラエルの有力メディア、ハーレツは12日、ハマスの関係者の話として、ハマスは提案を大筋で受け入れているとしたうえで、「提案を拒否しているのはイスラエル側だ」と主張していると伝えています。
また、サウジアラビアなどアラブ系のメディアは、イスラエル軍のガザ地区からの撤退の時期や範囲、人質解放の手順などをめぐって駆け引きが行われていると報じています。
あくまでハマスの壊滅を目指すイスラエル側と、恒久的な停戦を求めるハマス側の溝は依然として大きく、交渉は難航していることがうかがえます。
ガザ地区では12日もイスラエル軍の空爆などが行われているとみられ、ガザ地区の保健当局はこれまでに3万7164人が死亡したと発表しています。
ハマス指導者、民間人の犠牲増加で有利と発言か 米紙報道 https://t.co/0DBaznRV8C
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イスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザ地区の最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏は、ガザでの民間人の犠牲者の増加はハマスにとって有利に働くとみている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が10日報じた。
WSJはリークされたシンワル氏のメッセージを根拠としている。
WSJが報じたところによると、リークされたメッセージでシンワル氏は最近ハマスの幹部に「イスラエルはわれわれがまさに望む通りになっている」と語った。また別のメッセージでシンワル氏は民間人の死亡について「必要な犠牲」と表現した、と報じている。
WSJはシンワル氏から停戦協議の交渉担当者に送られた数十のメッセージを精査したという。
シンワル氏は昨年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲以降、公の場で姿が目撃されていない。この奇襲では1200人超が殺害され、約250人が人質として連れ去られた。これを受けてイスラエル軍はガザへの攻撃を開始し、ガザの保健省によると、これまでに3万7000人超が死亡したという。
シンワル氏の所在は不明だが、ガザの地下トンネルに潜伏しているとみられている。
WSJが報じたシンワル氏のメッセージは、戦争に対するハマスの姿勢に強い影響力を持つ同氏の考えが垣間見える貴重なものであり、人的損失を出してでも戦闘を継続するという妥協しない決意がうかがえる。
CNNは、WSJが確認したとするリークされたメッセージを見ておらず、本物かどうか検証することはできない。
WSJの報道を受けて、イスラエル軍はX(旧ツイッター)に「ガザの市民の死を利用している」などと批判するコメントを投稿した。
国連、イスラエルとハマスを「子どもの権利侵害」リストに追加 https://t.co/Ah9tjeX1zk
— ロイター (@ReutersJapan) June 12, 2024
国連のグテレス事務総長は11日、イスラエル軍・治安部隊、イスラム組織ハマスとイスラム聖戦、スーダンの政府軍および準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が暴力行為で子どもの権利を侵害したと認定した。
昨年の調査結果をまとめた最新の年次報告書を公表し、子どもを殺傷したと非難した。
報告書は「武力紛争における子どもへの暴力は2023年に極限状態に達し、重大な侵害は21%増加した。殺害と傷害の件数は35%増加した」と指摘。
「最も多くの重大な侵害が確認されたのはイスラエル、パレスチナ占領地域、コンゴ民主共和国、ミャンマー、ソマリア、ナイジェリア、スーダンだ」とした。
ウクライナで子どもを殺傷したなどとして昨年に子どもの権利侵害が認定されたロシア軍と関連集団は今回もこのリストに残った。
イスラエルがレバノン南部空爆、ヒズボラ幹部と戦闘員3人が死亡 https://t.co/4CeFaZp5lR
— ロイター (@ReutersJapan) June 12, 2024
イスラエル軍が11日夜、レバノン南部の村を空爆し、レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの現場司令官と戦闘員3人が死亡した。
ヒズボラは「アブ・タレブ」として知られるタレブ・アブダラ司令官の死亡を確認した。
関係筋によると、同司令官はイスラエルとヒズボラの8カ月に及ぶ交戦で殺害されたヒズボラの最高幹部だった。司令官と戦闘員らは会議中に攻撃された可能性が高いという。
イスラエル軍はコメントを出していない。
ガザ停戦でもスエズ運河の即時航行再開はない=独海運会社 https://t.co/akuizOS5Fc https://t.co/akuizOS5Fc
— ロイター (@ReutersJapan) June 12, 2024
ドイツのコンテナ船運送会社ハパックロイド(HLAG.DE), opens new tabの広報担当者は11日、ロイターに対し、イスラム組織ハマスとイスラエルの停戦が成立したとしても、海運各社がスエズ運河の航行をすぐに再開することはないとの見方を示した。
国連安全保障理事会が採択したパレスチナ自治区ガザの停戦決議をハマスが受け入れる意向を示した後のコメント。
広報担当は「今停戦があったとしても、(イエメンを拠点とする親イラン武装組織)フーシ派の攻撃が直ちに止まるわけではない」と述べた。
スエズ運河が再び開通しても、スケジュールを調整して通常運航に戻るまでに少なくとも4─6週間かかるという。
フーシ派による船舶への攻撃を回避するために、海運会社が紅海・スエズ運河ルートを迂回していることで、商業輸送は世界的な混乱に直面している。
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・248日目②)
【随時更新】イスラエル・パレスチナ 中東情勢(6月12日)https://t.co/WRN7LOVdGW #nhk_news
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