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英国で4日に投開票された総選挙を受け新首相に就任した労働党のスターマー党首は5日、組閣に着手した。財務相にレイチェル・リーブス氏、外相にデビッド・ラミー氏、国防相にジョン・ヒーリー氏を起用した。

リーブス氏は初の女性の財務相となる。イングランド銀行(英中銀)の元エコノミスト

副首相にはアンジェラ・レイナー氏が就く。

また、内相にはイベット・クーパー氏、ビジネス貿易相にはジョナサン・レイノルズ氏、エネルギー安全保障相にはエド・ミリバンド労働党党首がそれぞれ就任する。

イギリスで4日にあった下院(定数650)の総選挙は開票が進められ、5日午前(日本時間同午後)の時点で、野党・労働党が大幅に議席を増やして単独過半数を獲得し、14年ぶりに政権を奪還した。キア・スターマー党首はこの結果を受けて5日午後、バッキンガム宮殿を訪問。国王から組閣を要請され、正式に新首相となった。

首相官邸のあるダウニング街に入ったスターマー新首相は、初めて首相官邸前で国民に向けて演説。新政権は「皆さんが労働党に投票したかどうかにかかわらず、むしろ特にそうしなかった皆さんに、直接申し上げます。私の政権は、あなたのために働きます」と約束した。

選挙中から繰り返していたように、「国が第一で党は二の次」と強調した新首相は、「何百万人もの人の生活が前より不安定になっているのに」あまりにずっと無視されてきたと主張。自分の政権はたとえテレビカメラが回っていない時でも、苦しむ国民のために働き続けると言明した。

その一方で新首相は、「国を変えるのは、スイッチを入れるのとはわけが違う」とし、変化の実現には「しばらくかかる」ものの、そのための作業はすぐに始まると約束した。

イギリスで行われた総選挙で、14年ぶりに政権交代を果たした労働党のスターマー新首相は就任演説で「変革に向けた仕事を直ちに始める」と述べ、生活水準の向上に取り組むと強調しました。厳しい財政状況の中、経済成長を実現できるかが最大の課題となります。

4日に行われたイギリスの総選挙は開票作業がほぼ終わり、公共放送BBCによりますと議会下院の650議席のうち、最大野党だった労働党が412議席議席数を2倍に増やして過半数を獲得し、14年ぶりの政権交代を果たしました。

一方、与党だった保守党は121議席で、トラス前首相や、シャップス国防相なども落選する厳しい結果となり、スナク首相は後任が決まりしだい党首も辞任する意向を明らかにしました。

労働党のスターマー党首は5日、バッキンガム宮殿でチャールズ国王から新しい首相に任命されたあと首相官邸で演説し「変革に向けた仕事を直ちに始める。失われた政治への信頼はことばではなく、行動でしか取り戻せない」と述べ、国民の生活水準の向上に取り組むと強調しました。

スターマー新政権で、女性初の財務相に就任したリーブス氏は職員への訓示で「新政権の中心的な使命は、経済成長を取り戻すことだ」と述べました。

ただ、イギリスは債務残高が過去60年余りで最も高い水準となるなど厳しい財政状況が続いていて、経済成長を実現し、国民の生活実感を向上させられるかが最大の課題となります。

ロシア ペスコフ報道官「関係正常化は楽観できない」

ロシア大統領府のペスコフ報道官は、5日、労働党の政権下でイギリスとの関係はよくなるかとの記者からの質問に対し「ロシアとの関係の正常化に向け彼らは柔軟性がなく、創造的であろうともしていない。むしろ、将来の2国間関係を否定しようとしている。したがって、楽観できない」と述べ、イギリスで政権が代わっても関係が改善する見通しは厳しいとの見方を示しました。

ゼレンスキー大統領「信頼できる同盟国であり続ける」

イギリスの総選挙の結果を受けてウクライナのゼレンスキー大統領は、5日、祝意を表したうえで、「ウクライナとイギリスはどんなときも信頼できる同盟国であり、これからも、そうあり続ける。ウクライナとイギリスのパートナーシップを強化し、国際平和と安全を取り戻すために、緊密に連携していくことを楽しみにしている」と述べ、政権が交代しても、引き続き、協力関係を強めていく考えを示しました。

また、イギリスがウクライナ主力戦車や長い射程を持つ巡航ミサイル「ストームシャドー」などを供与したほか、2国間の安全保障協定を各国に先がけて締結したことに触れて、「私たちがともに成し遂げたことの一部にすぎずウクライナは決して忘れることはない。ありがとう、リシ」と述べ、スナク前首相に対し謝意を示しました。

スターマー新首相 バイデン大統領と電話会談

イギリスの首相官邸は、スターマー新首相が就任初日の5日、アメリカのバイデン大統領と電話会談したと発表しました。

この中で両首脳は、同盟国の中でも「特別な関係」と呼ばれる両国関係を深めていくことや、地政学的課題について議論し、スターマー首相はイギリスのウクライナへの揺るぎない支持を強調したということです。

またスターマー首相は、両国にオーストラリアを含めた安全保障の枠組み「AUKUS」、それに、自由で開かれたインド太平洋地域の確保などに向け、アメリカと協力を続ける意向を伝えたということです。

スターマー首相は来週、アメリカの首都ワシントンで開かれるNATO北大西洋条約機構の首脳会議にも出席する予定です。

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