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岸田総理大臣の後任を選ぶ来月の自民党総裁選挙は10人を超える名前が挙がっています。党内のほとんどの派閥が解散を決めた中、同じ派閥出身の複数の議員が立候補を目指すケースもあり、推薦人20人の確保に向けた争奪戦が過熱することも予想されます。

来月の自民党総裁選挙は、これまでに石破元幹事長、加藤元官房長官、上川外務大臣小泉進次郎氏、河野デジタル大臣、小林鷹之氏、齋藤経済産業大臣高市経済安全保障担当大臣、野田聖子氏、林官房長官、茂木幹事長と、10人を超える名前が挙がっています。

このうち、上川大臣は17日、総理大臣公邸を訪れて岸田総理大臣と会談し立候補への意欲を伝えました。

上川大臣は、解散を決めた岸田派の出身ですが、同じ派閥の林官房長官も、立候補に期待する声を受けてみずからに近い議員と対応を協議しています。

また、派閥から改めた茂木派では、茂木氏が意欲をにじませているのに加え、加藤氏も意欲を示しています。

さらに、解散を決めた二階派出身の小林氏と無派閥の高市大臣は、ともに保守的な政治信条を持つ議員が擁立に向けて動いていて、支持層が重なるのではないかという指摘も出ています。

自民党では、政治とカネをめぐる問題を受けて、ほとんどの派閥が解散を決めているものの、立候補を目指す議員は、出身派閥の議員や政治信条が近い議員を中心に支援を呼びかけていて、推薦人20人の確保に向けた争奪戦が過熱することも予想されます。

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#政界再編・二大政党制