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パレスチナ保健当局は、イスラエル軍が31日、パレスチナ自治区ガザを攻撃し、少なくとも48人が死亡したと発表した。ガザ地区の中部と南部でイスラム組織ハマスなどとの間で戦闘が発生した。

ガザでは9月1日から、ポリオ(小児まひ)予防接種のため、戦闘が一時的に休止される。 もっと見る

ガザ保健省のユーセフ・アブー・アッ=リーシュ次官は、予防接種チームが可能な限り多くの地域に赴き、広範囲に予防接種が行き届くよう努力すると語ったが、十分な数の子どもたちに行きわたることを保証できるのは、包括的な停戦だけだと強調。

「国際社会が本当にこのキャンペーンを成功させたいのであれば、停戦を呼びかけるべき。このウイルスはどこにでも到達する可能性があることを知るべきである」と、ガザ南部ハンユニスのナセル病院で記者団に語った。

イスラエル軍は、ガザ地区中部と南部で作戦を続けているとした。ガザ市で武装勢力を殺害し、軍事インフラを解体したほか、ラファのテル・アル・スルタン地区でも武器を押収し、戦闘員を殺害したという。

イスラエルイスラム組織ハマスによる戦闘が続くガザ地区は1日、ポリオのワクチン接種を進めるため、地域を限定し戦闘を一時休止する期間に入りました。今のところワクチン接種を妨害するような衝突などの情報はありませんが戦闘が確実に休止されるかが焦点です。

WHO=世界保健機関ガザ地区で感染拡大が懸念されるポリオのワクチン接種のため、イスラエルハマスの双方が地域を限定して戦闘を一時休止することを約束したと発表しています。

ワクチン接種を行う最初の対象地域になっているガザ地区中部は、現地時間の1日朝から昼すぎまで戦闘の一時休止の時間帯となり、このうちヌセイラトにある診療所では大人に付き添われた大勢の子どもが列を作り次々に接種を受けていました。

ガザ地区北部では、1日もイスラエル軍による攻撃で子どもを含む2人が死亡したなどと中東の衛星テレビ局アルジャジーラは報じていますが今のところ、中部で行われているワクチン接種を妨害するような衝突や攻撃の情報はありません。

ワクチン接種はガザ地区中部に続いて南部、北部の順番でそれぞれ少なくとも3日間ずつ行われる予定で、この期間中、戦闘が確実に休止されるかが焦点です。

一方、イスラエル軍は1日、ハマスに拘束されていた人質のうち6人の遺体を南部ラファの地下トンネルの中で発見し収容したと発表しました。

このうちの1人はアメリカ国籍を持っていました。

これを受けてアメリカのバイデン大統領は声明を出し「ハマスの指導者たちは確実に代償を払うことになる」と非難し、人質の解放に向けた交渉を進展させるため、全力で取り組む考えを強調しました。

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・327日目②)

#パレスチナガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・328日目①)