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イスラエルイスラム組織ハマスの間の戦闘休止などに向けた交渉をめぐり、イスラエルのメディアは、交渉に関わっているアメリカが人質の解放について新たな提案を行ったと伝えました。
一方、ガザ地区での人道状況が深刻化する中、ハマス側は、食料や医薬品の不足で人質1人が死亡したと発表しました。

イスラエル軍は、ガザ地区の各地で軍事作戦を続けていて、ガザ地区の保健当局は23日、これまでの死者が3万2142人になったと明らかにしました。

こうした中、イスラエルハマスの間の戦闘休止や人質解放に向けた交渉をめぐって、イスラエル側は仲介役のエジプトなどとの協議のため、交渉団を再び中東カタールに派遣しています。

これについて、イスラエルのメディアは23日、交渉に関わっているアメリカが人質の解放について新たな提案を行ったと伝えました。

提案は、ハマスが解放する人質1人に対してイスラエルが釈放する収監中のパレスチナ人の人数に関するもので、イスラエル側は受け入れる姿勢を示したものの、ハマス側からは回答が得られていないとしています。

一方、ハマスの軍事部門カッサム旅団は23日、食料や医薬品の不足で人質の男性1人が死亡したとする声明を発表しました。

ガザ地区では、国連が飢きんが間近に迫っているとして一刻も早い停戦を求めるなど、人道状況が深刻化する中、ハマス側としては、戦闘の休止に向けてイスラエル側に揺さぶりをかけるねらいもありそうです。

スペイン、アイルランド、マルタとスロベニアの各国首相は24日までに、ベルギー・ブリュッセルでの欧州連合(EU)理事会の開催に伴って会談し、パレスチナ国家を承認する「準備」について話し合ったことを明らかにした。

「前向きな貢献が見込め、適切な状況が到来した時」にパレスチナ国家を承認するだろうとの意見の集約ができたと述べた。

4首脳は共同声明で、「関連地域に永続的な和平と安定を植え付けられる唯一の方途はイスラエルパレスチナ国家の2国家共存の実現を通じてであることで合意した」と説明した。

また、パレスチナ自治区ガザ地区の現状に触れ、「即時の停戦、無条件での人質の解放や迅速で大規模な持続性ある人道援助の搬入が緊急に必要とされている」との認識でも一致したと述べた。

欧州諸国によるパレスチナ国家承認の可能性については英国のキャメロン外相が今年2月、ガザでの戦闘終結への寄与を考慮し、承認を検討するとの考えを示していた。

アラブ諸国の大使をロンドンの英国会内に招いた会合で述べたもので、キャメロン氏は2国家共存の解決策が軍事衝突に終止符を打つ「不可逆的」なプロセスになることに寄与するとも説いていた。

ガザ地区の地元当局は、イスラエル軍が支援を待つ人々を攻撃し19人が死亡したとして非難しています。一方、イスラエルのガラント国防相は今後の対応などについて協議するため24日、アメリカに向かう予定で、多くの避難者が身を寄せるガザ地区南部での地上作戦を回避できるかが焦点です。

イスラエル軍は、ガザ地区各地で軍事作戦を続けています。

ガザ地区の地元当局は23日、ガザ市でイスラエル軍が小麦粉など支援物資の配給を待っていた人々を攻撃し、19人が殺害されたとして、強く非難しています。

これに対してイスラエル軍は「支援物資を積んだ車列は数百人の住民に止められ、物資は略奪された。初期段階の調査では、軍が人々に発砲した事実は確認されていない」として関与を否定したうえで、事実関係の調査を続けるとしています。

こうした中、イスラエルのガラント国防相はオースティン国防長官らと会談を行うため24日、アメリカに向かいます。

会談では、イスラエルが計画しているガザ地区南部ラファへの地上作戦についても協議が行われる見通しです。

アメリカ政府は、150万人近くが身を寄せるラファで作戦が行われれば、より多くの民間人が犠牲になるおそれがあるとして、作戦の代替案を提示し、イスラエル側からも意見を聞く方針で、南部での地上作戦を回避できるかが焦点です。

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・167日目②)

#1レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・168日目①)