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先週カタールで米国の仲介で行われたパレスチナ自治区ガザの停戦を巡る間接交渉で、イスラエルの軍駐留継続要求と拘束しているパレスチナ人の釈放条件を巡る意見対立が、合意を阻んでいることが分かった。交渉事情に詳しいイスラム組織ハマス幹部2人と西側外交官3人がロイターに明らかにした。

これらの関係者の話では、バイデン米大統領が5月に示した停戦案をハマスが受け入れた後、イスラエルが出してきた新たな要求が対立の原因になっている。

特にハマスが懸念するのは、イスラエルが「ネツァリム回廊」と「フィラデルフィ回廊」に停戦後も軍をとどめることを求めている点だ。ネツァリム回廊は、イスラエルが建設したガザを南北に貫く道路で、パレスチナ市民の移動を防止している。フィラデルフィ回廊はガザとエジプトの境界地帯で、イスラエルの管理下にある。

関係者の1人は、ハマスイスラエルが土壇場で停戦条件に変更を加えてきたと見なし、ここで譲歩すればさらに別の要求をされるのではないかと疑っていると説明した。

ハマスの複数の幹部は、イスラエルが拘束しているパレスチナ人について、ハマス側が指名した約100人の釈放を拒否したとも主張している。

こうした釈放は、昨年10月7日にハマスイスラエルへの奇襲攻撃以来拘束している人質との交換で実施されるはずで、従来はそれほど困難な手続きとはみられていなかった。
ただイスラエルが現在、拘束中のパレスチナ人の多くを釈放するなら、イスラエル、ガザ、ヨルダン川西岸以外の地域に即時送還すべきだとの立場を取っていることが、停戦交渉のネックになっているという。

新たな停戦協議はエジプトの首都カイロで開かれる。

米国とイスラエルの代表団は22日、パレスチナ自治区ガザの停戦に向けた新たな協議をエジプトの首都カイロで開始した。エジプトの治安筋2人が明らかにした。合意に向け、イスラエルイスラム組織ハマスの意見の隔たりを埋めることを目指す。
エジプトと米国の当局者によると、交渉の争点となっているエジプトとガザ境界での警備を巡り妥協点を探っているという。ハマスイスラエル軍の完全撤退を要求している。

カタールの代表団も23日に協議に参加する見通し。

停戦合意を巡っては、ブリンケン米国務長官が20日に中東3カ国の歴訪を終えたばかりだが、ハマスが合意案に応じなかったことから交渉の進展は不透明な状況となっている。

パレスチナガザ地区での停戦に向けた協議について、アメリカのメディアは、イスラエルアメリカの当局者が22日、仲介国のエジプトに到着し、協議を始めたと伝えました。
協議では、ガザ地区南部にある戦略的要衝からの部隊の撤退を拒むイスラエル側にさらなる譲歩を迫ることができるのかが焦点です。

アメリカのニュースサイトアクシオスは、22日、エジプトの首都カイロにイスラエルアメリカの当局者が到着し、仲介役のエジプト側との協議を始めたと伝えました。

イスラエルイスラム組織ハマスの間の停戦と人質の解放に向けた協議をめぐっては、ハマス側が人質の解放後イスラエル軍ガザ地区からの完全撤退を求めているのに対し、イスラエル側はガザ地区南部にあるエジプトとの境界地帯などの戦略的要衝から部隊を撤退させることを拒む姿勢を崩さず、行き詰まっていました。

アクシオスが伝えたところによりますと、協議のなかでイスラエル側は境界地帯に展開する部隊の駐留は続ける一方でその規模を縮小すると提案しているということです。

ただ、ハマスの要求とは依然隔たりが大きく、今回の協議で仲介国などがイスラエルにさらなる譲歩を迫ることができるのかが焦点です。

一方、ガザ地区では22日も各地でイスラエル軍による攻撃が続いていて、ガザ地区の保健当局は、これまでに4万265人が死亡したと発表しています。

ガザ地区での停戦に向けた協議が仲介国エジプトで再開したと伝えられていますが、ハマス側はイスラエルガザ地区南部の戦略的要衝に部隊を駐留させ続けると主張していることなどに反発し、これまでのところ代表団を送っていません。アメリカなどは、イスラエルに譲歩を迫っているとみられ、妥協点を見いだせるかが焦点です。

パレスチナガザ地区での停戦や人質の解放をめぐる協議について、イスラエルアメリカのメディアは22日、仲介国エジプトにイスラエルアメリカの当局者が到着し、協議を始めたと伝えています。

しかし、イスラエルが人質の解放後もガザ地区南部のエジプトとの境界地帯などの戦略的要衝に部隊を駐留させ続けると主張していることから、ハマス側が反発し、今回の協議にもこれまでのところ代表団を送っていません。

カタールのメディアは、協議のなかでアメリカがイスラエルに対し、エジプトとの境界地帯に国連の監視団を配置する案などを提示して、イスラエル側に譲歩を迫っていると伝えています。

しかし、イスラエル政府は声明で、この報道を「不正確だ」と否定し「ネタニヤフ首相はイスラエルが境界地帯を支配するという主張を曲げていない」としています。

アメリカ政府などは、協議が決裂すれば、イスラエルへの報復を宣言するイランなどとの緊張がさらに高まりかねないとして、イスラエルへの働きかけを強めていて、妥協点を見いだせるかが焦点となっています。

国連の安全保障理事会で中東情勢をめぐる会合が開かれ、ガザ地区でのポリオの感染拡大を防ぐためにも、戦闘の停止が必要だという声が各国から相次ぎました。

安保理で22日開かれた中東情勢をめぐる会合では、ガザ地区で活動するNGOの「セーブ・ザ・チルドレン」の医師が現地からオンラインで参加し、▼検問で薬が止められ医療活動が困難なことや、▼たび重なる退避通告で住民の疲弊が極限に達していることなどを各国の代表に訴えました。

そのうえでガザ地区で今月、25年ぶりの感染が確認されたポリオについて「発生すれば、どこにいる子どもたちにとっても脅威だ」と述べ、感染拡大を防ぐため、早急な戦闘停止とワクチン接種が必要だと呼びかけました。

国連はガザ地区で8月末にもポリオのワクチン接種を大規模に進めるため、それぞれ7日間の戦闘の停止が2回に分けて必要だと呼びかけていて、会合では日本を含む各国から計画を支持する声が相次ぎました。

これに対しイスラエル国連大使は、「200万人分以上のポリオワクチンをWHOやユニセフ=国連児童基金と協力して、ガザ地区に送った。子どもを対象にワクチン接種が始められるだろう」と述べましたが、戦闘の停止に応じるかは明らかにしませんでした。

#4レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・318日目②)

#4レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・319日目①)