大阪府「880万人訓練」南海トラフ巨大地震想定 地下鉄で避難もhttps://t.co/jljbxUEz5r #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 3, 2024
大阪では3日、府内全体で防災に取り組む「880万人訓練」が行われ、大阪市内の地下鉄では、南海トラフ巨大地震の発生を想定し、乗客を避難誘導する訓練が行われました。
大阪府では毎年、9月1日の「防災の日」の前後に「880万人訓練」と題して、府内の企業や学校などで訓練が行われていて、ことしは、1800を超える団体が参加しました。
このうち、大阪 中央区の森ノ宮駅では、南海トラフ巨大地震を想定した訓練が行われ、吉村知事のほか、駅員や外国人の乗客役のボランティアなど、およそ60人が参加しました。
午後3時に訓練が始まると、停車中の列車内では、ホーム周辺の安全が確認されるまで車内で待機するよう、日本語や英語などで呼びかけるアナウンスが流れました。
このあと駅員たちは乗客役に呼びかけながら、ホームから改札まで誘導していました。
乗客役の中には、車いすや、つえなどを利用する人もいて、そばにいる人が手助けしながら階段を上っていました。
森ノ宮駅を通る大阪メトロ中央線は、来年の大阪・関西万博で会場への主要なアクセスルートと位置づけられていて、ふだんの通勤客に加えて、海外からの観光客など、多くの乗客の利用が見込まれています。
参加した吉村知事は「万博開催中は多くの人が利用するので、パニックが起きないよう避難誘導することが重要だと感じた。南海トラフ巨大地震はいつ起きるか分からないので、引き続き備えの強化を呼びかけていきたい」と話していました。
「岡山県PTA連合会」解散へ 都道府県レベルでは全国初https://t.co/nsHq1pGeWD #nhk_news
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岡山県内のPTAが加盟する「岡山県PTA連合会」は、会員数の大幅な減少により活動が継続できないとして、今年度末で解散することになりました。都道府県レベルでのPTA連合会の解散は全国で初めてだということです。
「岡山県PTA連合会」は1948年に設立され、公立の小中学校のPTAを地域ごとにまとめる団体が加盟して保護者と教職員が会員となり、広報誌作りの研修や県教育委員会への要望などを行っています。
県PTA連合会によりますと、2008年度には会員数はおよそ18万人に達していましたが、今年度はおよそ9800人まで減少しています。
それに伴い、運営の資金となる年会費も減少し、来年度からは赤字が見込まれるため活動が継続できないとして、ことし4月の臨時総会で今年度末での解散を決めたということです。
岡山県PTA連合会の神田敏和会長は「歴史の長い組織を存続することができず、申し訳なく思っている。岡山県がきっかけで全国に解散の連鎖が起きないように願う」と話していました。
岡山県教育委員会によりますと、都道府県レベルでのPTA連合会の解散は全国で初めてだということです。
岡山県教育委員会は「県PTA連合会が解散しても市町村や各校のPTAは存続するため、大きな影響はないと考えているが、県PTA連合会が担ってきた研修会の開催や好事例の周知などはできるかぎりやっていきたい」としています。
専門家「加入者の減少ここ数年で加速 解散は自然な流れ」
「岡山県PTA連合会」が今年度末で解散することについて、自身もPTAの役員を務めた経験を持ち、長年、PTAについて研究している文化学園大学の加藤薫教授は「共働きの家庭が増加する中でPTAの役員を引き受けることに負担感を感じる保護者が増えている。また、PTAに入ることのメリットもわかりにくい中で、これまで加入が強制だと思っていた保護者が任意であることを知ったことで入らないというケースも増加していて、加入者の減少がここ数年で加速している印象だ」と述べました。
その上で「学校単位ではPTAの解散が各地で出てきているので、こうした事態が起こるのは自然な流れだ」と話しています。
“樹齢3000年”鹿児島 屋久島の「弥生杉」折れる 台風10号影響https://t.co/35Nd7KrnE9 #nhk_news
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台風10号の影響で、鹿児島県屋久島にある樹齢3000年とされる「弥生杉」が根元近くから折れたことが分かりました。
屋久島にある人気の観光地、白谷雲水峡の弥生杉は、樹齢3000年とされ、高さおよそ26メートル、幹周りがおよそ8メートルあり、縄文杉などとともに、巨木として知られています。
地元でガイドを行う男性らが台風10号による被害を調べたところ、弥生杉が根元近くから折れ、周辺の多くの木が倒れているのが見つかりました。
林野庁屋久島森林管理署によりますと、縄文杉などほかの巨木の被害はこれまでのところ確認されていないということです。
鹿児島地方気象台によりますと、屋久島は8月28日から台風10号の暴風域に入り、午後8時すぎには屋久島町小瀬田で46.8メートルの最大瞬間風速が観測されていました。
調査を行ったガイドの渡邊太郎さんは、「弥生杉は白谷雲水峡を訪れる人にとって比較的手軽に見ることができるもので皆さん残念に思うのではないか」と話しています。
#アウトドア#交通