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29日実施されたオーストリア国民議会(下院、183議席)の総選挙は、公共放送オーストリア放送の得票予測によると、極右政党の自由党が初めて第1党となる情勢だ。欧州で移民を巡る懸念により極右系政党への支持が広がっている状況が鮮明になった。

同放送の予測によると、キクル党首が率いる自由党の得票率は28.8%と、ネハンマー首相の保守、国民党の26.3%を若干上回った。中道左派社民党は21.1%となっている。選挙戦では移民問題と経済問題が最大の争点となった。

1950年代に元ナチス党員らが創設した自由党は反移民政策を掲げて選挙戦を展開。党のイメージ改善に取り組み、支持を広げてきた。だがキクル党首は挑発的で極端な論戦を続けているため、他党の党首は自由党との連立に否定的な態度を示している。

仮にキクル党首が連立で他党を説得できなければ、自由党の政権奪取の望みは断たれ、より穏健な政党同士による連立政権の樹立に道を開くことになる。

自由党の勝利は欧州の他の極右政党から歓迎されている。オランダ、フランス、ドイツなど欧州では極右政党が台頭しており、ロシアに侵攻されているウクライナの防衛といった重要な政策分野で欧州連合(EU)が分断する恐れが出ている。

ヨーロッパ中部のオーストリアで議会下院の選挙が行われ、移民や難民に対して排他的な主張を掲げる極右政党が初めて第1党となる見通しとなりました。ただ、過半数の獲得は困難で今後の連立協議が焦点となります。

オーストリアでは29日、議会下院にあたる国民議会の選挙の投開票が行われ、地元の公共放送によりますと、現地の午後10時すぎの得票率の予測は、野党で極右の自由党が28.8%、与党で中道右派の国民党が26.3%となり、自由党が初めて第1党になる見通しです。

自由党は、1950年代にナチスの元党員によって設立され、移民や難民に対して排他的な主張を掲げているほか、ウクライナへの支援に反対しロシア寄りの姿勢も示しています。

また、オーストリアが加盟するEUヨーロッパ連合の移民政策なども批判していて、反EUの姿勢も目立っています。

こうしたことから、ほかの政党は自由党との連立を拒否する姿勢を示していて、政権を発足できるかどうかは今後の連立協議の行方しだいとなっています。

ヨーロッパでは、ドイツやフランス、それにオランダでも移民や難民への排他的な主張などを掲げる極右や右派政党が主要な選挙で相次いで勢力を拡大しています。

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