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22日投開票のオランダ下院(定数150)選では、反移民・反欧州連合(EU)を掲げる極右の自由党が第1党になる見通しとなった。同党のウィルダース党首は次期首相就任に意欲を見せたが、連立交渉は難航する可能性がある。

一方、来年6月の欧州議会選で極右勢力がさらに伸びれば、移民問題や温暖化対策といったEUの政策にも影響が及ぶ可能性がある。

自由党は改選前の17議席から37議席に躍進する見通し。労働党とグリーンレフトによる左派連合の25議席や、ルッテ首相の中道右派の最大与党、自由民主党(VVD)の24議席を大きく上回る。今後連立協議が本格化する。

ウィルダース氏は党員を前に「首相になれたら、もちろんうれしい」と述べ、連立交渉に意欲を示した。

トランプ元米大統領欧州連合(EU)懐疑派で知られるハンガリーのオルバン首相を支持するウィルダース氏は、反イスラム、反EUを主張している。

同氏が掲げるEU離脱やイスラム教の聖典コーランの禁止といった政策に連立相手から懸念の声が上がり、交渉が難航する可能性もある。

#オランダ(下院選・定数150・反移民反EU極右自由党17→37・労働党/グリーンレフト=左派連合25・ルッテ首相中道右派最大与党自由民主党(VVD)24・ウィルダース自由党党首:トランプ前米大統領/洪オルバン首相を支持)

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