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北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は23日、金正恩朝鮮労働党総書記が「戦略的抑止力」の準備状況を調査するため、戦略ミサイル基地を視察したと報じた。

金氏は、米国の戦略核兵器北朝鮮の安全保障環境に「拡大を続ける脅威」をもたらすとし、長期的な脅威により核戦力の「徹底的かつ厳格な」対抗が求められていると述べた。

また、戦略ミサイル戦力を「国防構築戦略の重要な原則」として、優先して軍を近代化するよう指示した。

視察には、金氏の妹である与正氏など党幹部が同行したという。視察の日時は伝えていない。

北朝鮮キム・ジョンウン金正恩)総書記がミサイル基地を訪れて複数の弾道ミサイルを視察し、核・ミサイル開発を推し進める考えを強調しました。11月のアメリカの大統領選挙を前に、改めてアメリカに対抗姿勢を示した形です。

23日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン総書記が戦略ミサイル基地を視察したと伝えました。

日時や場所は明らかにしていません。

公開された写真では、キム総書記が、固体燃料式のICBM大陸間弾道ミサイル級の「火星18型」とみられる弾道ミサイルや、音速の5倍以上で飛ぶ極超音速ミサイルとみられるミサイルを視察する様子などが確認できます。

この中でキム総書記は、アメリカの戦略核の脅威が日々高まっていると指摘し「われわれの戦争抑止力において戦略ミサイル戦力は中枢であり、今後も優先して現代化する」として、核・ミサイル開発を推し進める考えを強調しました。

韓国の通信社、連合ニュースは、北朝鮮が戦略ミサイル基地の内部を公開したのは初めてだと伝えています。

北朝鮮としては、アメリカ大統領選挙の投票日が2週間後に迫る中、改めてアメリカに対抗姿勢を示した形です。

青木官房副長官「核・ミサイル開発 断じて容認できぬ」

青木官房副長官は記者会見で「北朝鮮による核・ミサイル開発は、わが国や国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない。必要な情報の収集・分析、警戒監視に全力を挙げていくとともに、アメリカや韓国をはじめとする国際社会とも協力しながら、関連する国連安保理決議の完全な履行を進め、計画の完全な廃棄を求めていく」と述べました。

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#朝韓(金与正「韓国はアメリカに育てられた放し飼いの犬」)

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