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トランプ前米政権で大統領首席補佐官を務めたジョン・ケリー氏は、22日公表された米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)のインタビューで、トランプ氏はファシストの定義に当てはまり、独裁的な政治手法を好むと述べた。

トランプ氏が合衆国憲法や法の支配という概念を全く理解していないと批判し、大統領に返り咲けば、権威主義者のような統治を目指すだろうと指摘した。

また、トランプ氏がナチスドイツの独裁者ヒトラーについて「良いこともした」などと語っていたと明かした。トランプ陣営は否定している。

NYTによると、ケリー氏は「(トランプ氏は)間違いなく独裁者の政治手法を好む」とし、「間違いなく極右の領域に属し、確実に権威主義者で、独裁者を称賛している。彼自身そう言っており、間違いなくファシストの一般的な定義に当てはまる」と述べた。

ケリー氏は2017─19年に大統領首席補佐官を務め、退任後はトランプ氏との関係が悪化している。

トランプ陣営の広報担当はケリー氏の主張を虚偽として一蹴した。

民主党のハリス副大統領は23日、記者団に「600万人のユダヤ人と数十万人の米国人の死の責任を負うアドルフ・ヒトラーを引き合いに出すのは深く憂慮すべきで、非常に危険だ」と述べた。

民主党の大統領候補、ハリス副大統領は、注目度の高い一連のイベントを迎えるに当たり、共和党の大統領候補、トランプ前大統領がナチス・ドイツの独裁者ヒトラーを称賛したとの新たな疑惑を利用し、選挙戦終盤で勢いを取り戻そうとしている。

  トランプ氏の大統領首席補佐官だったジョン・ケリー氏は米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)とのインタビューで、トランプ氏は「ファシストの一般的な定義に当てはまる」とし、ヒトラーが幾つかの良い行いをしたと繰り返し示唆していたと発言。22日発行の米誌アトランティックに掲載された別の記事では、トランプ氏がホワイトハウスでの非公式な会話の中で「ヒトラーが抱えていたような将軍たち」が必要だと述べたと報じた。

  これを受け、ハリス氏はトランプ氏を痛烈に批判。23日の副大統領公邸での演説で「トランプ氏が600万人のユダヤ人と数十万人の米国人の死の責任を負っているヒトラーを引き合いに出すことは非常に憂慮すべきで、極めて危険なことだ」とし、「これは大統領執務室や作戦司令室でトランプ氏と肩を並べて働いていた、トランプ氏を最もよく知る人々から見たトランプ氏の真の姿だ」と語った。

  トランプ氏の陣営は報道を否定。スティーブン・チェン報道官は「ケリー氏は自らがねつ造した暴露話で自分自身を完全に笑い者にした」と指摘。「ケリー氏は現在、(トランプ氏の言動に過剰に反応し、全てを批判したがる)『トランプ錯乱症候群』の消耗性症状を患っている」と主張した。

  それでも、この疑惑はハリス氏にとって好都合だ。ハリス氏の陣営は不満を抱く共和党員を取り込み、トランプ氏は民主主義に対する実存的な脅威だというケリー氏や他のトランプ氏の元側近らの警告に乗じている。

  投票日まで2週間を切った今、ハリス氏は国民の議論をトランプ氏の性格に再び向けることができることを証明しなければならない。ハリス氏の従来型かつ保守的な選挙戦略では、マクドナルドのキッチンから米プロフットボールNFLのゴールデンタイムの試合まで型破りな場所や人々を訪れるトランプ氏に対抗し注目を集めるのは難しくなっている。

  ハリス氏は23日にペンシルベニア州を訪問し、トランプ氏が開催を拒否した2回目の討論会の代わりに開催される米CNNのタウンホールに参加する。これはハリス氏が好むメッセージを広める絶好の機会となる。

  ハリス氏の陣営は23日、共和党員だったスティーブン・アンダーソン退役陸軍准将と電話会談し、トランプ氏の疑惑の発言について批判した。ハリス氏自身もオバマ元大統領やミシェル元大統領夫人との集会や一連の有名人のコンサートを計画しており、支持率上昇を図っている。

  一方、トランプ氏は23日にジョージア州で二つのイベントを開催するほか、27日にはニューヨーク市マディソン・スクエア・ガーデンで大規模な集会を計画しており、メディアの注目を集めようとしている。

原題:Harris Seeks Advantage From Trump’s Alleged Praise of Hitler (1)(抜粋)

アメリカ大統領選挙まで2週間を切る中、アメリカメディアは、トランプ前大統領がナチス・ドイツヒトラーについて肯定的な発言をしていたとする元高官の証言について報じました。ハリス副大統領はこれを非難する一方、トランプ氏は報道を否定し、反発しています。

これは複数のアメリカメディアが22日、海兵隊出身でトランプ前政権において大統領首席補佐官などを歴任したジョン・ケリー氏の証言として報じたものです。

このうち、有力紙「ニューヨーク・タイムズ」は、トランプ氏が「ヒトラーはいいこともした」と述べるなど複数回にわたって肯定的な発言をしていたことをケリー氏が明らかにしたとしています。

また、アメリカの雑誌「アトランティック」は、ケリー氏の話をもとに、トランプ氏がヒトラーの政権を例に挙げて、軍の高官には自身に完全な忠誠を誓う人物が必要だという趣旨の発言をしていたと伝えました。

報道を受けてハリス氏は、23日、記者団に対し、「これらはすべてトランプ氏が本当はどのような人物であるかをアメリカ国民に示す証拠だ。彼は無制限の権力を求めている」と非難しました。

一方、トランプ氏はSNSへの投稿で「ケリー氏が憎悪から話をでっちあげた」と報道を否定し、反発しています。

11月の米大統領選で共和党候補のトランプ前大統領を支持している実業家イーロン・マスク氏が、オンラインの請願書に署名した激戦州の登録有権者を対象に毎日1人に100万ドルを配っていることに対し、連邦法に抵触する恐れがあると米司法省が書簡で警告した。米CNNが23日報じた。

司法省の書簡は、トランプ氏を支援するスーパーPAC(特別政治活動委員会)の「アメリカPAC」に送付された。

司法省とアメリカPACは、コメントの要請にすぐには応じなかった。

マスク氏は今月19日に「言論の自由と銃所持の権利」を支持するオンライン請願書に署名した激戦州の有権者に対し、投票日まで毎日1人に100万ドルを贈ると発表。100万ドルの小切手が19日に東部ペンシルベニア州ハリスバーグの男性に、20日に同州ピッツバーグの女性にそれぞれ手渡された。

マスク氏は南アフリカ出身で、米誌フォーブスの保有資産額ランキングで世界首位となっている。連邦政府の開示資料によると、これまでに少なくとも7500万ドルをアメリカPACに提供した。

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