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陸)」に向け楽観的な見方を示すとともに、保護主義への抵抗を呼びかける共同声明を採択して閉幕した。

声明には、「多くの課題は残っているものの、世界経済のソフトランディングの見通しは良好だ」と記された。

G20内で意見が分かれているロシアのウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルイスラム組織ハマスレバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラを巡る紛争についての言及はなかった。

今年のG20議長国であるブラジルが出した別の議長声明は、紛争をG20グループ内で議論すべきか否かについては加盟国間で意見が分かれていると述べた。「一部の加盟国および他の参加者は、これらの問題が世界経済に影響を及ぼしており、G20で扱われるべきだと考えている一方、他の加盟国はG20はこうした問題について議論すべき場ではないと考えている」とした。

アメリカのワシントンで開かれていたG20=主要20か国の財務相中央銀行総裁会議が日本時間の25日朝閉幕しました。世界経済については、ソフトランディング=軟着陸の見通しを持っているという認識で一致したものの、共同声明ではリスクが高まっていると指摘し、なかでも行き過ぎた保護主義によって経済的な分断が生じることに警戒感をにじませました。

今回のG20は、欧米などが物価の抑制から利下げによる景気の下支えに軸を移す中、世界経済に関する各国の認識やこの先の安定に向けてどのように協調していくかが焦点となりました。

最終日の25日に行われた世界経済の見通しに関する議論では、各国が「ソフトランディング=軟着陸についてよい見通しを持っている」という認識で一致しました。

ただ、議論の成果をまとめた共同声明では「高い不確実性の中でいくつかの下振れリスクが高まっている」と指摘し、各地の戦争や紛争に加え、経済的な分断が世界経済の安定にとってリスクになりかねないと懸念を示しました。

今回のG20アメリカ大統領選挙がまぢかに迫る中での開催となりましたが、かつて高い関税をかけ合うなど貿易政策をめぐる米中の対立が世界経済のリスクになったことも踏まえ、行き過ぎた保護主義が再び広がることに警戒感をにじませた形です。

加藤財務大臣は会議のあとの会見で「自由貿易がわが国経済であり世界経済の成長を促してきている。経済的な分断の要素が広がっていくことになれば経済の下振れリスクになりかねない」と述べました。

このほか、会議では途上国による気候変動対策を支援するため世界銀行などの「国際開発金融機関」の機能強化についても意見が交わされました。


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