台湾代表と中国の習主席、あいさつは挙手のみ APEC首脳会議 https://t.co/FxShH9ELny https://t.co/FxShH9ELny
— ロイター (@ReutersJapan) November 18, 2024
ペルーの首都リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した台湾代表の林信義氏は16日の記者会見で、各国の指導者が集まった際に中国の習近平国家主席と挙手であいさつを交わしたが、握手や会話はなかったと明らかにした。
林氏によると、各国の指導者が部屋に集合しており、台湾は多くのAPEC加盟国と二国間の話し合いを行ったが、習氏との間では手を挙げてあいさつしただけだった。
半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW), opens new tab創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏は2022年にタイの首都バンクで開催されたAPEC首脳会議に台湾代表として参加した際に習主席と言葉を交わした。張氏は23年もAPECに出席したが、このときには習氏と会話していない。
APEC首脳会議は台湾と中国がいずれも参加する数少ない国際会議の一つ。
#中台(挨拶・APEC)
習主席「四つのレッドライン」強調-トランプ次期米政権にメッセージ https://t.co/B516Zt5CGe
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) November 18, 2024
中国の習近平国家主席は、来年1月に退任するバイデン米大統領との最後の首脳会談で、トランプ次期米大統領に明確なメッセージを送った。中国は友人になりたいが、必要なら闘う用意があるというものだ。
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されたペルーのリマで16日、米中首脳会談が行われた。トランプ氏への向き合い方を示す機会と捉えた習氏は、米中は「新たな冷戦」を戦うべきでなく、衝突は不可避でないと強調した。それには両国がうまくやっていく道を見いだす必要がある。
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習氏はその一方で、中国の「四つのレッドライン(越えてはならない一線)」にあらためて言及。中国共産党支配の弱体化、中国の民主化の後押し、中国の経済的発展の阻害、台湾独立支援の動きをトランプ氏が避ける必要性を示唆した。中国国営中央テレビ(CCTV)を含む国営メディアは、四つのレッドラインに触れた発言を取り上げ、今後の米中関係の課題を提起すると伝えた。
習氏は会談後に発表した声明で、「それらに挑んではならない。米中関係にとって最も重要なガードレールであり、安全網だ」と訴えた。
バイデン氏との事実上最後の会談を受けた長い声明は、中国が最悪の事態に備えながらも最善を期待している状況をうかがわせる。トランプ氏は中国への60%の関税賦課を予告しているほか、次期国務長官にマルコ・ルビオ上院議員、次期国家安全保障担当補佐官にマイケル・ウォルツ下院議員を指名するなど、外交政策チームに対中強硬派を起用する意向だ。
それでもトランプ氏は米国が台湾をどの程度支援すべきか疑問を提起し、中国ビジネスに大きな利害関係を持つイーロン・マスク氏と関係を深めている。マスク氏は2023年に台湾が「中国の不可欠な部分」と発言し、台湾指導部から非難された。
関税の脅しがトランプ氏の大統領1期目と同様に交渉の出発点になるのか、同氏が中国阻止を目指すイデオロギー的傾向を強めているのかは不明だ。
習主席の発言は、譲れない領域に抵触しない経済問題の協議には応じる用意を示すものだ。譲れない領域としては、必要なら武力行使も辞さないと警告する台湾問題が恐らく最も大きい。習氏はバイデン氏との会談後、台湾総統を初めて名指しし、台湾独立を求める「頼清徳の本質を米国はしっかり見る」べきだと述べた。
原題:Xi’s Olive Branch to Trump Comes With Warning on China Red Lines(抜粋)
#米中(首脳会談・APEC)
バイデン大統領がアマゾン訪問 気候変動対策訴えるねらいかhttps://t.co/MFKBlaH0Xf #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 18, 2024
アメリカのバイデン大統領は、ブラジルで開かれるG20サミット=主要20か国の首脳会議への出席に先立ち、熱帯雨林のアマゾンを訪問しました。トランプ次期大統領が化石燃料の増産を明言していることなどを念頭に気候変動対策の重要性を訴えるねらいがあるとみられます。
アメリカのバイデン大統領は17日、ブラジルの熱帯雨林、アマゾンを訪問しました。
ホワイトハウスによりますとアメリカの現職大統領がアマゾンを訪問したのは初めてです。
バイデン大統領は、ヘリコプターでアマゾンを上空から視察し、気候変動の影響について説明を受けたほか、森林保護区を訪れて環境保護に取り組む先住民の指導者らと面会しました。
訪問を終えたバイデン大統領は「環境か経済か、どちらか1つを選ぶ必要はない。両立できる。アメリカで進むクリーンなエネルギーへの革命を否定したり遅らせようとしたりする者もいるだろう。しかし、世界中の国々がクリーンなエネルギー革命を利用して前に進もうとしているときに逆行させることがあってはならない」と述べました。
バイデン大統領としては、およそ2か月後に政権に返り咲くトランプ次期大統領が、化石燃料の増産を明言していることを念頭に気候変動対策の重要性を改めて訴えるねらいがあると見られます。
バイデン大統領は18日からブラジルのリオデジャネイロで開かれるG20サミット=主要20か国の首脳会議でも各国と気候変動対策を協議するとしています。
中国主席「中豪関係は回復」、豪首相と会談 https://t.co/wPd1LmNpZu https://t.co/wPd1LmNpZu
— ロイター (@ReutersJapan) November 18, 2024
#豪中(首脳会談・G20)
#中南米