中国主席がブラジルを公式訪問、外交関係を格上げ https://t.co/bECT2qiC0E https://t.co/bECT2qiC0E
— ロイター (@ReutersJapan) November 21, 2024
中国の習近平国家主席は20日、公式訪問でブラジルの首都ブラジリアを訪れ、ルラ大統領と会談した。両首脳は外交関係を格上げし、幅広い経済協力に関する協定を結ぶなど、関係を強化することで合意した。
ルラ大統領によると両国は、農業や太陽光発電、通信、原子力エネルギーなど多くの経済分野で約40件の協定を締結した。
ブラジルは昨年、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への正式参加を見送った。ただ今回の首脳会談では、中国の一帯一路構想とブラジルの開発計画の「相乗効果」を見出すことでも合意した。
習主席は「中国とブラジルの関係は今、史上最高の時期にある」と述べ、両国は「黄金のパートナー」となる用意があるとした。また、地政学的、経済的利益を共有する国という意味で「運命共同体」という言葉を用いた。
ジェームズタウン財団の中国研究員、サニー・チュン氏は「この指定は、中国が本当に特別でかけがえのないパートナーとみなす国に与えられる」と指摘。「南半球の主導的国家として、また中国の長期的な経済および食料安全保障を確保する上での重要なパートナーとして、ブラジルの戦略的重要性を強調するものだ」と述べた。
習主席のブラジル首都公式訪問は、ペルーの首都リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、リオデジャネイロで開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に続いて行われた。
中国習主席 ブラジル大統領と会談 今回訪問で16か国首脳と会談https://t.co/VdhrDhBD7b #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) November 20, 2024
中国の習近平国家主席は、訪問先のブラジルでルーラ大統領と会談し、協力関係を強化していくことで合意しました。習主席は南米への一連の訪問であわせて16か国の首脳と会談し、アメリカのトランプ次期大統領の就任前に、外交攻勢を強めています。
習近平国家主席は20日、ブラジルの首都ブラジリアでルーラ大統領と会談しました。
この中で、両者は中国が世界各地で展開する巨大経済圏構想「一帯一路」とブラジルの開発戦略を連携させるとともに、農業や貿易・投資、それにインフラやエネルギー分野などで協力関係を強化していくことで合意しました。
ブラジルが「一帯一路」に参加するかどうかが注目されていましたが、連携にとどめた形で、欧米各国との関係にも配慮したものとみられます。
習主席は今回、ペルーでのAPEC=アジア太平洋経済協力会議とブラジルでのG20=主要20か国の首脳会議に出席するため、南米を訪れました。
訪問中、習主席は、日本を含むあわせて16か国の首脳と相次いで会談して、外交攻勢を強めた形で、中国に強硬な姿勢を示してきたアメリカのトランプ次期大統領の出方に備えるとともに、国際社会でのみずからの影響力を強化しようというねらいがうかがえます。
#中南米