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紛争が続いているアフリカ中部のコンゴ民主共和国では、反政府武装勢力のひとつが東部の主要都市に向け攻勢を強めています。今月だけで40万人が住む場所を追われていて、より広範囲な地域紛争につながるおそれがあるとして国際社会の懸念が高まっています。

コンゴ民主共和国の東部では120を超える武装勢力が乱立し、およそ30年にわたって紛争が繰り返されています。

こうした中、勢力を拡大している反政府武装勢力「M23」が今月に入って攻勢を強め、占領地を広げながら東部の主要都市ゴマに迫っています。

ゴマの周辺では連日、政府軍との激しい戦闘が続いていて、ロイター通信は26日、ゴマの空港の近くで戦闘が起きていると伝えています。

また現地には国連やアフリカ諸国の平和維持部隊が展開し政府軍を支援していますが、26日までに南アフリカマラウイなどの隊員合わせて13人が死亡したということです。

コンゴ政府や国連は東部で国境を接するルワンダ軍がM23を支援していると繰り返し非難していますが、ルワンダ政府はこれを否定しています。

国連は今月だけであらたに40万人が住む場所を追われ避難しているとしていて、グテーレス事務総長は「より広範囲な地域紛争に発展する危険が高まっている」と警鐘を鳴らしています。

国連安保理で緊急会合開催 ルワンダ軍非難も

コンゴ民主共和国での反政府勢力の攻勢を受けて、国連の安全保障理事会では26日、緊急会合が開かれました。

はじめに国連でコンゴ情勢を担当するケイタ特別代表が報告し、国連の平和維持部隊の隊員に死傷者が出ているとしたうえで「M23とルワンダ軍がゴマ郊外の地区に侵入し、住民の大規模な混乱と逃亡を引き起こした」と述べ、ルワンダ軍が関与しているという見方を示しました。

さらに「M23によりゴマの上空の封鎖が宣言され、私たちは閉じ込められている」と述べ、民間人や国連スタッフの安全を確保するためいますぐ対応をとるよう安保理に求めました。

コンゴ民主共和国のカイクワンバ外相は、ルワンダ軍の部隊が国境を越えて侵攻してきているとした上で「これは正面からの攻撃であり、もはや宣戦布告だ」と述べ、ルワンダ軍の撤退を求めるとともに、安保理に対してはルワンダの軍や政治指導者に制裁を科すよう求めました。

これに対してルワンダの代表は「国連の平和維持部隊は平和維持と民間人保護という任務を越えてルワンダ政権交代を目的にする広範な連合に加わっている」などと非難しましたが、ルワンダ軍とM23との関係については言及を避けました。

アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、隣国ルワンダの支援を受けているとされる反政府武装勢力が、東部の主要都市を掌握したと宣言し、地域の緊張が一層高まっています。

長年、紛争が続くコンゴ民主共和国の東部では、勢力を拡大している反政府武装勢力M23が、今月に入って攻勢を強め、27日未明、主要都市ゴマを掌握したと宣言しました。

ゴマは隣国ルワンダとの国境地帯にある都市で、政府軍だけでなく、国連や、アフリカ南部の国々が派遣している平和維持部隊の拠点となっていました。

コンゴ政府や国連などは今のところ状況について発表していませんが、ロイター通信はゴマ市内では略奪が起き、空港の周辺では銃声が聞こえると伝えています。

M23は、ルワンダ軍の支援を受けているとたびたび指摘されていて、26日に開かれた国連安全保障理事会の緊急会合でもコンゴ政府や欧米諸国からルワンダ軍の兵士がコンゴ領内で活動しているとの非難が相次ぎました。

ルワンダ政府はM23との関係を否定していますが、M23がルワンダとの国境地帯の主要都市を掌握したと宣言したことで、両国の対立はさらに深まるとみられ、地域の緊張が一層高まっています。

#コンゴルワンダ軍侵攻)

#アフリカ(250127)

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