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米国のウィットコフ中東担当特使は23日、トランプ大統領がイランの最高指導者ハメネイ師に新たな核合意交渉を呼びかけたことについて、軍事行動を回避するための取り組みだと説明した。

FOXニュースに対し「全てを軍事的に解決する必要はない」と指摘。「イランに対するわれわれのシグナルは、対話を通じて正しい場所を見いだせるかどうかを確かめようではないか、というものだ。それが可能であれば、われわれはそうする用意がある。それが不可能であれば、代替案は素晴らしいものではない」と述べた。

これとは別に、米国のウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)はCBSニュースに対し、米国はイランの核開発計画の「完全な解体」を求めていると表明。トランプ大統領が語っているように、これはヤマ場を迎えつつある。あらゆる選択肢がテーブル上にあり、イランは核兵器保有の望みを完全に断念すべき時だ」と語った。

トルコの裁判所は23日、警察が汚職容疑などで拘束した最大都市イスタンブールのイマモール市長について、正式な裁判開始前に刑務所へ収監することを決定した。イマモール氏は最大野党共和人民党(CHP)に所属し、エルドアン大統領にとって最も強力な政敵とされており、野党勢力を中心とする抗議行動が拡大している。

CHPは23日、イマモール氏を将来の大統領選候補者として認定するかどうかの投票を独自に呼びかけ、全国で150万人弱が賛成票を投じた。このうち130万人余りはCHPの党員ではない有権者で、国民の間に同氏への支持が広がっている様子が示された。

数十万人に上る抗議行動の参加者や欧州諸国などからは、イマモール氏に対するトルコ政府の処置は政治的で民主主義に反すると批判する声も強まっている。
トルコ政府は捜査の政治性を否定し、裁判所の判断は独立性が担保されていると主張した。
一方トルコではイマモール氏が警察に拘束された19日以降、株価や債券、通貨リラの大幅な下落が続いている。こうした中で中央銀行のカラハン総裁は債券市場関係者と23日に会談し、あらゆる手段を駆使して市場安定化に取り組むと強調した。

トルコでは、先週から拘束されていた最大都市イスタンブールの市長が23日、汚職の疑いで逮捕されました。市長はエルドアン政権と鋭く対立する野党に所属し、3年後に予定されている大統領選挙の有力候補とされてきただけに野党側や支持者などが反発をいっそう強めています。

トルコ内務省は23日、今月19日に拘束された最大都市イスタンブールのイマムオール市長が汚職の疑いで逮捕され、職務が停止されたと発表しました。

地元メディアによりますとイマムオール氏は容疑を全面的に否認しているということです。

23日には、3年後に予定されている大統領選挙に向けてイマムオール氏を野党候補に選出するための投票が行われていて、今回の逮捕にエルドアン政権と鋭く対立する野党は反発を強めています。

支持者の女性は「逮捕は残念で気持ちがふさいでいる」と話したほか、40代の男性は「国にとって悲しい日だ」と話していました。
トルコでは市長の拘束後、抗議デモが相次いでいて、23日も逮捕に反発する多くの市民がイスタンブールの中心地に集まっていました。

イェルリカヤ内相は市民のデモに対し「公共の秩序を乱す行為は許されない」と警告しており、連日、300人以上が拘束される事態となっています。

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トルコが週末にエルドアン大統領の政敵を逮捕・収監した際、数千人の市民が街頭に繰り出し抗議の声を上げた。対照的に静かだったのは、トルコの西側の同盟国だ。

  北大西洋条約機構NATO)で2番目に大きな軍を持つトルコの大統領で軍司令官でもあるエルドアン氏は、世界がトルコを必要としていることに賭けている。

  安全保障について米国と欧州の足並みが乱れる中、エルドアン氏はウクライナのほか中東やアフリカの紛争地域で、陰の実力者としての地位を確立してきた。

  欧州諸国からの幾つかの異論を除いて、23日にトルコの裁判所がイスタンブールのイマモール市長の正式逮捕・収監を決定したことに対する国際的な非難はほとんど聞かれなかった。

  退任するドイツのショルツ首相は、数日前にイマモール氏が拘束された際に「気がめいる」と述べるにとどまった。米国務省は内政問題として取り合わなかった。

  トルコ政府は、検察が政治的圧力の下で行動したわけではないと主張。しかし、エルドアン氏に異を唱えた批判者の多くは投獄されている。

  今年に入ってからも、一連の捜査と逮捕が相次いでいる。しかし、イマモール氏のような知名度の高い人物の収監は前例がない。同氏は次期選挙でエルドアン氏の対立候補になると広く見なされている。

  エルドアン氏は、トルコの戦略的重要性が、同国の民主主義の欠陥に対して西側諸国の目をつぶらせると考えているのだろう。今のところは同氏の思惑通りのようだ。

  コンサルティング会社テネオの共同社長ウルファンゴ・ピッコリ氏は「ますます明らかになってきているのは、エルドアン氏がトルコを完全な独裁国家へと導こうとしていることだ」と述べた。

  ウクライナでの戦争により、欧州のトルコへの依存は強まった。トルコの軍事的影響力と防衛能力は拡大しており、トランプ米大統領が欧州の安全保障における米国の役割を見直す中、貴重なものになっている。

  現時点でエルドアン氏の野望に歯止めをかけられるのは市場だけかもしれない。

  金融市場の不安定は、エルドアン氏が2023年半ばに再選を果たし非正統的な政策から転換して以降の経済的進展を脅かしている。反対派の弾圧は、外国資本を国内に呼び戻す取り組みの最近の進歩を覆すリスクがある。

  先週イマモール氏が拘束されて以来、トルコ債利回りは急上昇し、株価は下落、リラは3%以上も急落した。

  ワシントン近東政策研究所のトルコ研究プログラムのディレクター、ソネル・チャガプタイ氏は「現時点でトルコに関してエルドアン氏がコントロールできない要素であり、同氏に方針転換を迫ることができるのは、大規模な平和的デモと市場だけだ」と述べた。

原題:Erdogan Bets on World Turning a Blind Eye to Turmoil in Turkey(抜粋)

パレスチナ自治区ガザの保健当局は24日、イスラエル軍によるガザ全域への空爆で、少なくとも21人が死亡したと発表した。イスラエル軍はエジプトとの国境に近いラファで作戦を展開し、空爆と地上攻撃を激化させている。

保健当局はイスラエルが18日にガザへの攻撃を再開して以来、約700人のパレスチナ人が死亡したと報告した。少なくとも400人の女性と子どもが含まれているという。

ラファでは、イスラエル軍が部隊を派遣したテル・アル・スルタン地区に数千人が閉じ込められていると地元当局が発表した。
声明で「近隣地域との連絡は完全に途絶えており、住民の安否は不明だ。家族はがれきの中に閉じ込められ、水も食料も医薬品もなく、医療サービスは完全に崩壊している」と訴えた。

パレスチナ民間緊急サービスは、5万人の住民がラファ地区に取り残されていると発表した。

イスラエル軍は、テル・アル・スルタンを包囲し、「テロのインフラ拠点を解体し、地域のテロリストを排除する」と表明した。

ガザ地区への攻撃を再開したイスラエル軍は、南部にある病院を攻撃し、イスラム組織ハマスの幹部を殺害しました。また、隣国レバノンに展開していた部隊をガザ地区に派遣することを明らかにするなど、さらに攻勢を強める構えです。

ガザ地区では、ことし1月から停戦が続いてきましたが、イスラエル軍は、ハマスが停戦延長の案を拒否したなどとして今月18日に大規模な攻撃を再開しました。

23日夜には南部ハンユニスにある病院を攻撃し、ハマスの幹部が死亡しました。

NHKガザ事務所が撮影した映像では、病院の建物の一部から炎があがっている様子が写されています。

イスラエルのカッツ国防相SNSに投稿し、ハマスが民間人を装って戦うなら民間人を危険にさらすことになるなどとしたうえで、人質が全員解放されるまで攻撃を続ける考えを改めて強調しました。

イスラエル軍は23日未明にもハンユニスへの攻撃でハマスの幹部を殺害していて、ロイター通信は、ハマスの情報筋の話として、おととしの戦闘開始以降、政治部門の幹部19人のうち、11人が殺害されたと伝えています。

また、イスラエル軍は隣国レバノンに展開していた部隊をガザ地区に派遣する準備を進めていると発表し、さらに攻勢を強める構えです。

イスラエルガザ地区への支援物資の搬入も停止していて、現地の人道状況が一層悪化することも懸念されています。

病院の建物の一部から白い煙や真っ赤な炎あがる

NHKガザ事務所が撮影した映像では、ガザ地区南部ハンユニスにある病院の建物の一部から白い煙や真っ赤な炎があがり、消火活動が行われている様子などが写されています。

火が勢いを増して、病院の外壁の看板も焼け落ち、病院周辺は、集まってきた大勢の人たちで騒然としていました。


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#中東(250324)

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