中国レアアース輸出、3月は急増 ミャンマーの供給混乱を懸念 https://t.co/fGkNyQpHzD https://t.co/fGkNyQpHzD
— ロイター (@ReutersJapan) April 14, 2025
中国税関総署が14日発表した3月のレアアース(希土類)輸出は、前年同月比20.31%増の5666.3トンだった。前月比では76.14%増。
レアアースの主要産出国ミャンマーの内戦で供給が混乱し、価格がさらに上昇するとの懸念で消費国が購入を増やした。中国は世界最大の生産国。
第1・四半期の輸出は前年同期比5.1%増の1万4177.6トン。
中国政府は4日、トランプ米政権が打ち出した中国製品に対する関税措置への報復措置の一環として、7種類のレアアースを輸出規制の対象にすると発表しており、4月のレアアース輸出は減少する可能性が高い。
中・重レアアースのサマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウム関連品が輸出規制の対象になる。
ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスのシニアアナリスト、ネハ・ムカジー氏は、重レアアースはすでにミャンマーの混乱で供給が不安定になっており、中国の輸出規制がこれに追い打ちをかけると指摘。中・重レアアースの75%以上がリスクにさらされており、短期的な価格変動に見舞われていると述べた。
同氏は「目先の需要は在庫でカバーできるかもしれないが、当社の予測では、在庫は今年前半までもたない。輸出が遅れるとの懸念で価格が高騰する可能性がある」と述べた。
情報プロバイダーの上海有色網のデータによると、プラセオジム・ネオジム酸化物の中国でのスポット価格は、先月の平均で1トン=44万3071元。前月比で1.4%上昇、前年同月比で25.9%上昇している。
3月の中国のレアアース輸入は前年同月比42.16%減の7756.9トン。ミャンマーが3月27日から既存のレアアース在庫の対中輸出を再開したものの、ミャンマーの供給混乱が響いた。
第1・四半期の輸入は前年同期比30.9%減の2万4679.1 トン。
中国のレアアース輸出が凍結状態、海外での不足リスク増大=関係筋 https://t.co/Kb8m2zNYds https://t.co/Kb8m2zNYds
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中国からレアアース(希土類)7種類の輸出が事実上停止したことが、事情に詳しい関係者3人の話で明らかになった。中国の輸出業者は政府に輸出承認を申請しているが、申請がいつ認められるかは不透明で、海外でレアアースが不足するリスクが増大している。
関係者の話では、輸出は4日に停止した。中国政府はこの日、トランプ米政権が打ち出した中国製品に対する関税措置への報復措置の一環として、防衛やエネルギー、自動車などの産業で使われる7種類のレアアースを輸出規制の対象にすると発表した。
輸出業者がレアアースを輸出するには中国商務省にライセンスを申請しなければならないが、審査は不透明で認可までに6、7週間から数カ月もの期間を要することがある。
中国のあるレアアーストレーダーは「顧客から(レアアースを積載した)船舶がいつ中国を出港できるのかを聞かれた際、60日後程度と考えられると答えたが、実際にはそれより長くなるかもしれない」と話した。
関係者によると、中国からのレアアース輸出が2カ月以上凍結されれば、典型的な顧客の在庫は枯渇する可能性がある。激化している米中間の貿易戦争を踏まえると、特に米国の顧客向け輸出のライセンスを獲得するのは難しくなりそうだという。
中国は世界のレアアースの約90%を生産している。輸出規制は、世界中のレアアース利用者への供給を断ち切ることを中国がいかに武器化できるかを物語っている。
だが輸出規制は、海外のレアアース輸入業者に中国からの分散化を余儀なくさせることで、長期的には中国のレアアース支配を徐々に崩すことになる公算が大きいという。
#中国(レアアース)
中国 3月 対米輸出額 去年同月比9%増 関税措置前に駆け込みかhttps://t.co/FLIhuJuLhQ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 14, 2025
3月の中国のアメリカへの輸出額は、去年の同じ月と比べて9%増えました。
アメリカのトランプ政権が4月に大規模な関税措置を導入するとしていたことから、これを前に駆け込みで輸出する動きが広がったためとみられます。中国の税関当局が14日発表した先月の貿易統計によりますと、アメリカへの輸出額は、ドル換算で去年の同じ月と比べて9%増えました。
アメリカのトランプ政権は先月、中国からの輸入品への追加関税を20%に引き上げましたが、4月に大規模な関税措置を導入するとしていたことから、これを前に駆け込みで輸出する動きが広がったためとみられます。
一方、アメリカからの輸入額は去年の同じ月と比べて9.4%減り、この結果、トランプ大統領が問題視している中国のアメリカに対する貿易黒字は、去年の同じ月と比べて20.2%増えました。
一方、中国の貿易全体では、輸出額は東南アジア向けなども伸びたことで12.4%増え、輸入額は4.3%減りました。
米中の貿易摩擦をめぐっては、アメリカが中国に145%の追加関税を課す一方、中国もアメリカへの追加関税を125%まで引き上げるなど、4月に入ってから関税措置の応酬が一段と激しくなっていて、中国の景気をけん引してきた輸出の先行きへの懸念が強まっています。
#米中(対米輸出額)
#中国経済
#中国(250414)