タリバンは停戦維持のため武装勢力抑制すべき=パキスタン国防相 https://t.co/N1UTwNvn1X https://t.co/N1UTwNvn1X
— ロイター (@ReutersJapan) October 21, 2025
パキスタンのハワジャ国防相は20日、ロイターに対し、パキスタンとアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の間の停戦合意について、タリバン暫定政権がパキスタンを越境攻撃する武装勢力を抑制できるかどうかにかかっていると述べ、合意の足場がもろい状況にあると強調した。
両国は数日間続いた国境衝突で数十人が死亡した後、前週末にカタール首都ドーハで停戦に合意した。パキスタンがアフガンに対して武装勢力を制御するよう要求したことがきっかけで、両国間の2600キロに及ぶ係争中の国境で地上戦が起こり、パキスタンが空爆した。
ハワジャ氏は「アフガニスタンがことを起こせばこの合意に違反する」と語った。
アフガンのタリバン暫定政権と国防省はコメントの要請にすぐに応じなかった。
ハワジャ氏はパキスタン、アフガン、トルコ、カタールが署名した書面合意で、アフガンからの侵入がないと明確に記されていると述べた上で「既に発効した合意に違反がない限り停戦合意は維持される」と説明した。
ハワジャ氏はパキスタン・タリバンが複数のイスラム過激派組織の連合体であり、アフガンを拠点にパキスタンを攻撃しているとされるこの組織と、タリバン暫定政権が「共謀している」と訴えている。
一方タリバン暫定政権はパキスタンを攻撃する武装勢力に隠れ家を提供していないと反論し、パキスタン軍がアフガンに関する誤情報を流し「イスラム国」(IS)系の武装勢力をかくまってアフガンの安定と主権を損なおうとしていると非難。パキスタンはこうした非難を否定している。
#南アジア(251021)