2007-12-16 ■ 哲学 哲学 『呻吟語を読む』 P133 深沈厚重は是れ第一等の資質。磊落豪雄は是れ第二等の資質。聡明才弁は是れ第三等の資質。 聡明才弁の人はとかく鋭角的になり過ぎる。したがって自己を磊落豪雄につくるように修養しなければならないのですけれども、そうするとどうも人間は気負う。だからやっぱり深沈厚重の徳を養うことを第一にしなければならない。深沈厚重の徳を養うて初めて本当の磊落豪雄にもなるわけで、そうでないと偽豪傑のようになってしまいます。