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冨山 和彦 経営共創基盤代表取締役
少子高齢化で頼みの人的資源は量的に減少し、平和と繁栄の代償として質も劣化しつつある。ところが政治も論壇も、極めて表層的な格差論議と、場当たり的な所得再配分による慰撫(いぶ)策論争が大勢だ。
<中略>
問題の本質的な解決には、厳しい競争の中で必死に創意工夫と努力を続け、世界的水準での競争力、とりわけ人材競争力を再生するしか道はない。
<中略>
 企業のグローバル化の果実を日本国民が手にするまっとうな方法は、これら企業の株式を家計が保有することだが、この国はリスクマネー創出につながる金融自由化や郵政民営化に大きな後れをとった。
<中略>
 少子高齢化も経済のグローバル化も二十年以上前からわかっていた。
<中略>
世代間対立であり、既得権益の内と外の間の利害対立だ。
<中略>
彼らの雇用維持を優先するからこそ、不況期には新卒採用を抑えて若年層を排除する。その結果がロストジェネレーションであり、現場力の疲弊だ。

日経新聞朝刊1/8付)
崩しにかかってる連中の意図がわかるでしょ。<chanmさん


 二十年以上前からわかっていたのに、大臣待ちの連中が抵抗したんですよ。経営者だって、前の世代は世の中の流れについていけなくなったからといって退任したんだけど、後継の連中(ホリエモンを批判していた業界団体会長ら)は問題意識さえなくニヤニヤとして社長の椅子についた。その世代とは戦後教育を受けた世代(昭和10年生以降)であり、その後はご承知の通り転落していった。それでどうにもならなくなって小泉首相が出てきて何もやらなかった。そうなると自助努力しかないから企業はリストラに走った。そして、こうした閉塞状況の中で新興企業が業績を伸ばしていったのです(閉塞状況に不満を抱いていると産経新聞『正論』に書いたもっちーがIT企業・フラット化・若者に関心を寄せたのはもっともです)。また、反田中派ということでうまい具合に自民党の地方組織を内側から崩してくれた(小沢一郎は歴史的に内側からしか壊せないと知っていたが出来ないと判断して外に出た)。ところが、それでは地方が疲弊する。だから、そういうことも考えて新進党18兆円大減税なんて言ってた。しかし、護憲派の田原と小泉支持の紳助がサンデープロジェクト新進党潰しを謀った。今は品格云々というようになってそれ自体は正しいけど、二元論に立ってホリエモンらの経済至上主義を批判するのは間違っていた。志士になるのは易しい、しかし、仁人になるのは難しい、という。生成化育することが正しく、善悪は過不及に生ずるのです。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080113#1200198543


chanm

ふむーー

  ↓

辛坊治郎
外国と戦う前に、老人と戦って滅びる国
今時、必死に派遣で働いても、月の手取りが20万円に達しないなんていう若者がわんさかいる時代に、悠々自適で鼻歌歌ってるだけで、老後夫婦で月に最低でも20万円、最高50万円ものお金が転がり込んでくるわけですから、暴動のひとつも起こしてやろうと思うのは、ほんとに理解できます。

日経新聞朝刊1/13付)

平成育ちの若者気質・・・段差のないフラット(平ら)な人間関係を生きてきた世代・・・。・・・平成育ちは疑問や不満を大人にぶつけ、挑むよりも、友達同士で傷をなめ合い、不安を解消していないか・・・。・・・人数が多く声も大きい団塊世代やバブル期入組・・・。

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080113AS1K1200312012008.html
国富を食い潰し、さらには後生を食い物にして育てないから、若者は自分探しをするようになる。
若者は、癒しを求めたり、ネット上で自己主張したりしてないで、泣きもってでも真実の自己を把握して世の中を正さないといけない。そうされては逃げ切れないから崩しにかかっておるのです。

「既存の秩序・体制を批判し、社会変革の原動力になり得るものである」
「葛藤(かっとう)から逃避することなく自己としっかり向き合ってみることが青年期の意義の一つである」

http://sankei.jp.msn.com/life/education/080119/edc0801192209012-n1.htm
  ↓

恒産と期待する年金が消えれば、引退者は恒心を失う。司馬さんに従うなら、年金危機の日本は「社会がくずれる」瀬戸際に立つのだ。

http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20080114AS1K1200212012008.html

土居 丈朗 慶応義塾大学准教授
世代間格差是正、税方式で

日経新聞朝刊1/15付)