2008-03-12 ■ 政治 経済 政治 経済 英エコノミスト誌抄訳 JAPAin(苦痛に満ちた日本) さらに非難されるべきは、相反する主義主張を抱え込んだままの自民・民主両党であり、参院と衆院を別々の党が支配する事態を想定していなかった憲法であろう。さらに言えば、国家運営についての選択肢を有権者に示す手段としてではなく、個人や一族郎党の利益を実現する手段として政治をもてあそぶ風土こそが問題である。一回の選挙では解決できまい。それでも両党に対し、それぞれの立場を有権者の前で明確に示すよう強要することはできる。 (日経新聞朝刊)