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西田幾多郎 - Wikipedia

郷里の国泰寺での参禅経験(居士号は寸心)と近代哲学を基礎に、仏教思想、西洋哲学をより根本的な地点から融合させようとした。

絶対矛盾的自己同一

西田は思想輸入的・文献学的なアプローチを取らず、先人らの思考法だけを学び独自に思想を展開させたために、その著作は、一見するだけでは独創的で難解である。しかし、禅の実践から抽出された独自の学風は文献学者、「哲学学者」への痛烈なアンチテーゼでもありえよう。同時に、西田哲学はあまりにも宗教的であり、実践的でないという批判も、田辺元や高橋里美などから出た。