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『マンキュー経済学Ⅰミクロ編』
(初版の)P272

外部性

P281

子供たちは,(聖書のなかの)黄金律で「おのれの欲するところを人に施せ」と教えられる.この道徳的な命令は,自分の行動が他の人々にどのような影響を与えるかを考慮に入れよと述べている.経済学の言葉でいえば,外部性を内部化せよということになる.

『悪の民主主義』
P136

ロックは、自然状態における人間の言葉を特に重視し、人間と人間とのあいだの関係として相互性(reciprocity)にとくに注目する。
 相互性とは、かの黄金律“Do for others what you want them do for you.”(「マタイによる福音書」第七章一二。「ルカによる福音書」第六章一三)を思い出せばよかろう。すなわち、
「己の欲するところ人にもこれを施せ」
 である。つまり、ロックは「自然法は他人に要求することを自分もまた受け入れ、自分の主張することを他人にも認めるという相互性」を基礎におく(福田、前掲書)。そして、
「この相互性の上で、人間と人間との関係が取り結ばれるのである」(同右)。
 この人間の自然状態における相互性から、契約が導き出される。
「その相互性の最も典型的な形が契約である」(同右)。

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