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「かんぽの宿のオリックス一括売却は「問題」か?

緻密に資料を分析し、さらに現場に取材というノウハウをつかって、踏み込んでいく。

どうもマスコミ的には、表面をなぞっただけで、現実の資料等を入手して、しっかり読み込んだ上で書くレポートがすくない。

kikulog: かんぽの宿のオリックス一括売却は「問題」か?

複数の証券会社幹部に聞いたところ、日本郵政のアドバイザー選定は滑稽なほど公正だったという。

アドバイザーも付けず、入札業者の選定もしなければ、オリックスより高値がついただろうが、転売目的の不動産業者が競り落とすだけだ。

もしオリックスが本気で事業再生するなら、今後500億円規模の追加投資をしなければならず、それでも黒字にできるか分からない。

「買収が白紙に戻ってオリックスは喜んでるだろう」というのが、マーケットの一致した見方である。

批判されるべきは、巨額の無駄金を投じて、採算の合わない施設を全国に作り、平然と赤字を垂れ流すことを許してきた連中である。旧郵政官僚こそ、簡易保険加入者の財産を食い潰した「真犯人」である。

ここでかんぽの宿の売却を白紙に戻せば、莫大な時間と労力と金(赤字分、弁護士、会計士、投資銀行へのフィーなど)を無駄に浪費したことになる。

最後に残された手段は、従業員をクビにして、単なる不動産として無条件で売り払うぐらいだ。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090218#1234951062