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日本の指導者にリーダーシップが欠けているワケ

「日本は国際ビジネスや文化、科学技術などの分野では世界の先頭に立っているが、政治的なリーダーシップだけは“バナナ・リパブリック(果物の輸出が基幹産業となっている中南米の小国)”レベルだ」

 その上で同誌は、日本の指導者がリーダーシップを十分に発揮できない根本的な原因として、▲「世襲政治」の伝統▲半世紀にわたって続いた自民党の1党支配▲慣行と化した「面倒見文化」−などを挙げた。

政治家の家系に生まれた「サラブレッド」たちは、東京の有名な大学を卒業し、これといった政治経験もないまま、選挙のときだけ選挙区へ帰るという生活を送っている。国政運営が未熟な原因はそこにある、という指摘も出ている。

いわゆる「55年体制」と呼ばれる長期政権の下で、古い体質に染まってしまった自民党は、経済危機に対処する術(すべ)を知らず、金融分野でもただ右往左往しているだけのように見える

 首相を選出する際、適正や能力よりも人間関係を重視する日本の政治風土も問題だとしている。