https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ユニクロ柳井社長 成長は「全員経営」にあり

 「例えば、店長という職がありますよね。これ、ものすごく工夫の余地があるんです。単純に供給受けたものを売るというのではなくて、店頭で顧客ニーズをつかんだら、どんな商品が売れるのかを本部にも知らせるし、工場にも知らせる。あるいは、工場が作ってきた商品で、あまりよくない商品が入ってきたときに『これはよくないです』と言って、改良してもらう。共同作業をする中で、仕事の組み立て、仕事の効率を、あるいはその仕事自体がどういう仕事なのかっていうことを考えるのが、一番大事じゃないかと思う」

 「まず、お客様へのサービスが大事だと、本当に思わなくてはいけない。販売員や店長が第一にやることはお客様が買いやすい環境を作るということなんですよ。われわれが売り込んでいくということよりも、お客様に買いやすい環境を提供する、そのために店舗の人がいる」

 「店に関しては権限を持っています。商品も決められるし、人も決められる。毎日の商売の組み立てもできる。だから、誇りを持って、自分が一番だと思って仕事をやってもらって、お客様にサービスする、そういうことをぜひ一生の仕事としてやってもらいたい。だけど、従来のチェーンストア理論みたいなものがあって、店長が出世の一番最初の段階だと思っている人が多いんですよ。で、まず、店長で成功して、スーパーバイザーになって、ブロックリーダーになって、営業の責任者になって、最終的に経営者の一員になる、みたいな。そういったヒエラルキーではなしに、やはり店長を一生の仕事としてやっていく人、その人が一番偉い。そういう組織を作りたいなと思います」

 「本当に企業を大成長させようと思ったら、全社員が経営者になる必要があると思います」

 「全員が知識労働者で、チームの一員であると同時にチームのリーダーだということ。自分の仕事に対して、自分でリーダーシップを持ってもらいたいと、そういうこと」

「僕いつも言っているんですけどね、社長の言っているとおり会社を経営すると大失敗しますよって。それぞれの人が全社的に自立して考えて仕事をする組織にしないといけない。社長が、これは違う、あれをこういう風にしてくれって言ってたら、その会社はやっぱりうまくいかないと思います」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20081127#1227779139