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選択の視点:’09衆院選/3 安保論議、主体的に=外信部長・坂東賢治

 外交・安保政策では価値観押し付けより多様性容認にかじを切っている。G8からG20に軸足を移し、イランや北朝鮮とも対話の姿勢を崩さず、米中戦略対話を重視する姿勢にそれが表れている。

軍事力中心の伝統的な安保協力以上に、気候変動、感染症、エネルギー不足など地球規模の「新たな脅威」に関心が移りつつある。知日派ジョセフ・ナイハーバード大教授は「新しい分野では日本はより対等なパートナーだ」と強調する。

 米国依存、あるいは日米安保だけで安全、繁栄が確保できる時代ではない。安保論議に拙速は禁物だが、国際環境の激変、新たな脅威の台頭に合わせた日米協力や安全保障のあり方を、主体的に考える必要がある。