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就任後、初めてのヨーロッパ訪問としてベルギーの首都ブリュッセルを訪れているアメリカのブリンケン国務長官は24日、NATO北大西洋条約機構の本部で演説しました。

この中でブリンケン長官は中国が軍事力を増強してアジア太平洋地域で航行の自由を脅かすだけでなく、中国の資源や市場へのアクセスをちらつかせながらアメリカの同盟国への圧力を強めていると強く非難しました。

そのうえで「中国の軍事的野心は年々高まっている。かつては地球の裏側のことのように見えた問題は今や遠くのものではない」と述べ、中国の台頭をNATOが直面する喫緊の脅威と位置づけました。

そして「われわれが国際秩序のために協力すれば中国を打ち負かすことができると確信している」と述べ、中国に対抗するためNATO加盟国との同盟関係を強化する方針を示しました。

一方で「各国が中国と協力できないという意味ではない」とも述べ、気候変動や新型コロナウイルスへの対応で中国と協力するかはそれぞれの判断を尊重するという立場を示しました。

中国政府は毎年アメリカでの人権侵害の状況を独自に取りまとめていて24日、最新の報告書を公表しました。

報告書は冒頭、去年、白人の警察官に押さえつけられて死亡した黒人男性の「息ができない」ということばを取り上げて、この事件をきっかけに人種差別に対する抗議活動が広がったとしています。

そして「常にみずからが優れていると自負してきたアメリカだったが、人種による衝突や社会の分断などが起きた。人権侵害における新たな記録を残した」と主張しています。

さらに「アメリカ政府は反省しないばかりか他国の人権状況をあれこれ批判しており、ダブルスタンダードと偽善を完全に露呈させている」とアメリカを強く非難しています。

アメリカをはじめ各国は中国の新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害があるとして制裁を科すなど圧力を強めているのに対して、中国側は対抗措置をとっていて、人権問題をめぐる対立は激しさを増しています。

ヨーロッパを訪問しているアメリカのブリンケン国務長官は24日、EUのフォンデアライエン委員長と、EUで外交を担当するボレル上級代表と相次いで会談しました。

会談後に発表された共同声明によりますと、アメリカとEUは、人権や安全保障、それに経済問題など「中国に関するあらゆる問題」を話し合う高官級の対話を再開することで、合意したということです。

中国への対応をめぐる対話の枠組みは、トランプ前政権下の去年10月に始まりましたが、その後、アメリカの政権交代で対話は中断されていました。

共同記者会見でブリンケン長官は「私たちが協力し対応を調整することで、最も効果的に中国に対処できる」と述べました。

バイデン政権は、中国との関係を「今世紀の地政学上の最大の試練」と位置づけ、対抗する方針で、ヨーロッパ各国との連携を強化する方針です。

一方のEUも、これまでは中国との経済的なつながりを重視し、米中の対立からは距離を置く姿勢を示してきましたが、中国の新疆ウイグル自治区で人権侵害が行われているとして今週、アメリカと足並みをそろえる形で制裁を発動するなど中国への厳しい姿勢も目立っています。

#EU

#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制

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