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『首相の蹉跌』を書いた清水真人氏に聞く――ポスト小泉の政治を「論理」で読み解く《09年上期ベスト政治書1位》(1) | 書評 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

 政治ジャーナリズムは「情と理」のバランスが大事だと思っていますが、日本の場合、あまりにも情緒的なとらえ方をしすぎていた。もちろん、政治も人間の営みですから「情」で動くし、権力闘争や世代交代といったドラマは社会の縮図です。ただ、日本の統治構造は憲法、内閣法、国会法などのリーガルな枠組みを基礎に動いている以上、もう少し「理」、つまり、論理で読み解くべきです。

 小泉さんは小選挙区制に最も反対した人ですが、首相になると、ゲームのルールを利用し尽くした。

小泉さんの後継者たちは、小泉モデルから十分に学ばなかった。

 民主党は「小泉・竹中改革路線」を強く批判していますが、大づかみに言えば、民主党は小泉流の政権マネジメントを引き継ぎ、より進化させようとしているともいえます。