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平野貞夫の国づくり人づくり政治講座 第37回 《『政(まつりごと)の心』を求めて》 第24回 ―「 日本の議会政治の反省(16) 」―

麻生政権が景気対策と称して約14兆円の補正予算を、約2兆9千億円削減したことに、私はよく頑張ったと評価した。

一方、来年度予算概算要について私は、思想も理念もないと厳しく言っておいた。何故か、麻生政権がつくった概算要求の92兆円に、マニフェストの平成22年分を追加しただけだった。

政権交代直後の平成22年度予算の財源つくりは大変な難しい作業である。先に述べたとおり「銀行通帳」を新しいものに変える、という私の発想すなわち本格的政権交代とはこんなものだという思想で作業に臨むことが必要だ。それは現存する制度や政策の根本的廃止や緊急性の並べ方である。「事業仕合け」といった技術的な経費の削減ではない。自治体では可能な作業であっても、国政では無理である。

新政権で必要とする方針を決めて、それを官僚に示して概算予算を削ることを命令すればよい。

命令に従わない官僚は処分すればよい。

内閣に入った民主党の政治家たちは、官僚の業務を行うことが好きなようだが、それは政治家の官僚化というものだ。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091105#1257386997
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20080316#1205655223