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「民主党は小沢独裁」という虚と実

「政治的力量があれば、独裁と非難し、なければ、指導力がないと書く。これがマスコミのレッテルの張り方なのです。小沢の小の字が出てきただけで気に入らないメディアや政治家が大勢いる。彼らに言わせると、やり手は何でも独裁になってしまいます」

「小沢氏を独裁者だと言う人の多くは、ヒガミやジェラシーで言っているのです。文句があるなら谷垣さんも独裁者になればいい」(角谷浩一氏=前出)

「小沢さんがおかしな人事をしているとも思いません。基本的に年功序列。反小沢でも当選回数が多い人はきちんと処遇されている。その代わり、1年生は雑巾がけ。幹事長室や国対に小沢側近が重用されている事実は認めますが、これは当たり前でしょう。幹事長がお気に入りを周囲に置くのはふつうです。おかしいのは、小沢神話が膨れ上がったため、小沢の威を借りて威張り散らしているやからがいることや、小沢氏の意向をおもんぱかって、無用の気遣いをしている党幹部もいることです。こうしたことが民主党内の空気をよどませている側面はありますけどね」(民主党中堅衆院議員)

「党の族議員と官僚がタッグを組み、総務会、政調を通して政策を上げる。これが自民党の仕組みでした。与党と政府は基本的に一緒なのに、わざわざ、党の政調から政策を積み上げさせたのは、政調、総務会の族議員には職務権限がないので、贈収賄にならないからです。つまり、政府、与党が役割分担し、与党が政策実現を政府に働きかけるのは腐敗の温床になるのです。小泉政権はこうした手法を改めた。あえて自民党を敵に回すことで、人気を得ようという打算もあり、党の政調、総務会機能をぶっ壊した。経済財政諮問会議などを使って、トップダウンで政策を決めた。民主党はさらに英国の議会も参考にして、政府・与党一元化を打ち出したわけで、これについては鳩山首相はもちろん、菅副総理、岡田外相も賛成している。これを独裁的というのはお門違いもいいところです」(国会関係者)