2010-05-30 ■ 政治 歴史 政治 歴史 【次代への名言】凛々の政治家編(34) 「単なる武力の戦争ではドイツは最後まで負けてはいない。ただ、物資の供給すなわち経済上の力がなかったために、列強から押し潰(つぶ)された。経済力がともなわなければ、結局敗軍に終わる外(ほか)ないことを大戦が証明した」(『木堂談叢(ぼくどうだんそう)』) だから犬養は「日本の陸海軍が、どんなに力んでも、現在の如(ごと)き産業状態では到底戦争はできない」と結論付ける。そして「帝国主義、軍国主義から平和主義に移」るべしという思いから、大戦後は「産業立国」を訴えるようになった。