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押収データ 書き換えの疑い NHKニュース

関係者によりますと、データの最終的な更新日時が、押収された時点では2004年6月1日だったのに、その後、6月8日に書き換えられていた疑いがあることがわかりました。このフロッピーディスクそのものは、裁判の証拠としては提出されませんでしたが、更新日時が6月8日だった場合には、村木元局長がうその証明書の作成を指示したという検察が描いた事件の構図に矛盾がないことになります。

【押収資料改ざん疑惑】「検察捜査の根幹揺るがす」村木元局長の弁護人

会見では、村木氏が「恐ろしいこと。検察官1人の行動だとされてしまうのではないかと心配している」と話していることも明らかにした。

実際の村木氏の公判では採用されず、更新日時を正しく記載した捜査報告書が証拠採用された。

 弘中氏は、争点整理などをする公判前整理手続きでの検察側とのやりとりを振り返り、「捜査報告書の存在に最初に気付いたのは村木さんだった。検察官にとって重要な証拠。それを開示はしたものの、なぜ検察側から証拠申請しないのか。普通では考えられないことだ」と語り、また、検察側が押収した上村被告のFDについても「なぜ検察官から証拠申請しないのか不思議だった」とした。

「証拠隠滅罪などで告発することも含めて検討したい」

【検事データ改ざん疑惑】村木元局長「本当に怖い」

電話で取材に応じ、「(証拠改ざんの可能性があると聞いて)本当に怖いと感じた。検察はものすごい権力機関なので、能力や職業倫理も最高のものであってほしい」と声を震わせた。

捜査報告書の重要性に気づいたのは、村木元局長自身だった。勾留(こうりゅう)されていた大阪拘置所で、検察側が開示した証拠書類に目を通していたときだったという。

 村木元局長の指摘を受けた弁護人は、検察側主張とディスクの日付の矛盾点を初公判で指摘。

 捜査報告書は公判前整理手続き時に弁護人の証拠開示請求によって開示されたが、請求がなければ明らかにならなかった可能性もある。

検事、押収資料改ざんか 捜査見立て通りに 郵便不正

その背景には、検察庁が証拠資料を抱え込み、捜査段階はおろか、捜査が終結しても、証拠開示にはなかなか応じようとせず抱え込んだままで済ませられるという現行の法制度の問題があると思います。捜査が終結すれば、証拠資料の管理は裁判所が行うようにして、検察庁が勝手にいじれないようにしないと、今後もこのような不祥事が起きる可能性は高いでしょう。

Twitter おくあき まさお 後になっていろいろ言うのは簡単で、難しいのは流れに逆 ...

後になっていろいろ言うのは簡単で、難しいのは流れに逆らうこと。その精神が今のマスコミにはない。朝日のスクープも最初から検察を疑っていればもっと早くに出たはず。あるいはこの改ざんが行われなかった可能性も。してみると、朝日の特ダネも、マスコミの追求がなかった故に検察暴走を許した共犯。

Twitter おくあき まさお ⇒こうなると、可視化どころか検察官公選制への要求が強 ...

こうなると、可視化どころか検察官公選制への要求が強くなるはず。いや、そうならねば。このままでは民を罠する強大な暴力装置でしかない。問題の検事は國井だろうが、初の罷免検事にまでもっていかなければことは収まらないのではないか。甘やかしてきた検察の体質も糾弾されるべき。

【押収資料改ざん疑惑】「晴天の霹靂。ただごとじゃ済まない」と検察幹部 最高検次長は「徹底的に捜査し、厳正に対処」

 ある検察幹部は「青天の霹靂(へきれき)。ただごとじゃ済まない」と眉間にしわを寄せ、法と証拠に基づくはずの検事の信じられない行為に「相当問題がある。『法と証拠』と言ってもむなしく聞こえてしまう」と事態を憂慮した。

【検事資料改ざん】「検察に恐ろしさ」「だれでも逮捕」と上村被告

「証明書データが改竄されたことを知って、検察に対し恐ろしさを感じる。これが当たり前になると誰でも逮捕されてしまう

前田検事は特捜部のエース、「割り屋」で評判

前田恒彦検事(43)

 大阪地検特捜部では、元特捜検事で弁護士だった田中森一受刑者の詐欺事件(08年4月)や音楽プロデューサー・小室哲哉元被告による詐欺事件(同11月)などの捜査で主任検事を務めた。また、民主党小沢一郎元代表資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件では、東京地検特捜部に応援として派遣され、逮捕した公設秘書(当時)の取り調べも担当した。

主任検事が押収資料改ざん 最高検、証拠隠滅で捜査

 検察関係者によると、前田検事は大阪地検の20日の事情聴取に対し、日付改ざんの事実を認めているという。

主任検事「大阪地検のエース」 公判で取り調べに批判も

 東京地検特捜部が07年、緒方重威(しげたけ)・元公安調査庁長官=一審で懲役2年10カ月執行猶予5年の判決、控訴中=を起訴した在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)中央本部をめぐる詐欺事件では、共犯とされた不動産会社元社長=懲役3年執行猶予5年、控訴中=の取り調べを担当。2人の一審判決では、主任検事の取り調べについて、裁判長が「事実を否認する容疑者に『否認すると保釈されない』など、不利になると働きかけた」と批判。公判で証人として出廷した際の証言も「誇張が交じっている疑いが否定できない」と指摘した。

また、大阪地検に異動後の今年1〜2月には、小沢一郎・元民主党代表の資金管理団体陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件の東京地検特捜部の捜査に、応援として呼ばれた。逮捕された小沢氏の3人の元秘書のうちの1人、大久保隆規元秘書=同罪で起訴=の取り調べを担当。大久保元秘書の関与を認める内容の供述調書をまとめたが、起訴後に大久保元秘書は否認に転じた。

村木厚子氏「最高検の動きの速さに正直、驚いている」

最高検の動きの速さに正直、驚いている。検察組織の中にも危機感を持った人がおり、早急に事件化したと思いたい。一方で現職検事の逮捕というあまりに大きな問題の陰となり、公判などで明らかになった特捜部の捜査手法や供述調書の取り方などについての問題に光が当たらなくなることが心配だ。なぜ、主任検事がこんな犯罪をしてしまったのか。個人の問題にとどまらず、検察という組織全体として再発防止の仕組みを考えてほしい。

Twitter 郷原信郎 前田検事逮捕のニュースが流れているが、朝日新聞の報道 ...

前田検事逮捕のニュースが流れているが、朝日新聞の報道から僅か半日後の逮捕、あまりに拙速ではないか。この問題を個人の問題に矮小化しようとする意図が窺われる。

【押収資料改竄】「戦慄を覚える。捜査過程の透明化と司法チェック強化を」 日弁連がコメント

「事実であるとすれば、検察官が描いたストーリーに沿って、関係者の供述をゆがめただけでなく、元局長の無罪を示していた客観証拠までも改変したということであり、戦慄(せんりつ)を覚えざるを得ない」

「証拠による裁判という司法制度の根幹を根底から覆すもので、司法に対する信頼回復のため、徹底した真相解明とともに、捜査過程の透明化と司法チェックの強化を求める」

駐日米大使館内「日本管理委員会」管理下の冤罪製造機関、東京・大阪・名古屋地検特捜部は解体すべきだ

 しかし、翻ってみると、日本というレッキとした独立国の検察庁が、占領軍の置き土産とも言うべき駐日アメリカ大使館内の「日本管理委員会」から強い影響を受けながら、政官界に国策捜査の手を伸ばして、しかも、汚職事件でなく、政治資金規正法などを武器にして、政治生命、官僚の人生を台無しにしてしまうというのは、もはや検事の思想検事化を招き、検察権力の乱用、検察ファッショをもたらし、ひいては、日本民族アメリカの言いなりにし、暗黒の時代に突き落とすものであると言わざるを得ない。