【検事起訴】「検察に対する信頼を根底から覆す到底許されない行為だ」最高検・伊藤次長検事会見詳報
−−起訴事実の中に「文書ファイルの更新日時を改変するなど」とあるが、この「など」とは
「数字だけでなく、一部改変したものがある」
−−文書そのものも改変したのか
「詳細は言えないが、文書(ファイル)の順番を変えた」
−−村木さんが無罪、無実ということは考えていなかったか
「少なくとも、訴訟をやっているときに無実と考えたということはない」
−−郵便不正事件がねじ曲がっていったのはどこからか
「こんな場面で語るのは相当ではない、おしかりを受けるかもしれないが、郵便法の事件そのものは立派な事件だと思っている。検察としてやるべき事件だったと思う。そこまではよかった。村木さんには申し訳ないが、村木さんの名前を書いた、厚労省の公印を押した証明書がキーの役割を果たしたことも間違いない。そこから、この証明書は何なのだと、ブツ(証拠)を中心に捜査を進めていれば、こんなことにはならなかったと思う。ブツを軽視する、供述に寄りかかりすぎた捜査が行われたと言わざるを得ない」