2010-12-10 ■ 政治 政治 小沢国会招致への岡田の焦りが墓穴を掘る 自民党は1955年以来、米国の庇護のもと、ごく一時期をのぞいて政権を独占した政党であり、政界の強者であったが、冷戦の終焉とともにその存在価値が低下してきたのは歴史の必然であろう。 しかし、感情渦巻く生身の人間とその集団は、歴史という大きな構造よりも、目に見える敵に自らの凋落の原因を求め、いつまでも被害者意識を持つものである。 敵対する存在の象徴が小沢一郎であったことは疑う余地がない。 この国の政治が安定するまでには、まだいくつかの政変劇を繰り返さなければならないのかもしれない。