ムスリム同胞団の指導者の一人であるエサム・アルエリアン氏は、ロイターに対し「われわれは状況を見極めようとしている。対話の全体像について再考している。われわれの要求のいくつかは聞き入れられたが、ムバラク大統領の即時退陣という大きな要求には反応がない」と述べた。
米ホワイトハウスは7日、ムスリム同胞団の「反米的論調」に懸念を表明したが、ムスリム同胞団が新たな政府で役割を果たすことに反対する姿勢は控えた。
一方、クリントン米国務長官はエジプト政策について、慎重に計画されるべき民主的な未来の可能性に向けた「兆しが見える」と述べ、ムバラク大統領に対する退陣要求圧力を和らげた可能性を示唆した。