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アルジェリアのブーテフリカ大統領は、当初、来月予定されていた大統領選挙に5期目を目指して立候補する方針でしたが、多選に抗議するデモが続いたことを受けて、今月11日に方針を撤回し、選挙を延期して権力の移行に取りかかる考えを表明しました。

それでも首都アルジェなどでは大統領の即時退陣を求めるデモが連日続く事態となっています。

こうした中、軍のガイドサラハ参謀総長が26日、テレビ演説し、「われわれは現在の危機から抜け出し、国民の正当な要求に応える方策を見つけるべきだ」と述べ、健康上の理由などで大統領を交代させることができる、憲法の規定を運用すべきだとして、ブーテフリカ大統領の退陣を求めました。

ブーテフリカ大統領は2013年に脳卒中で入院して以降、公の場にほとんど姿を現さず、健康面が不安視されています。

ブーテフリカ大統領は、8年前の民主化運動に端を発したいわゆる「アラブの春」で、周辺国の独裁的な体制が相次いで崩壊する中でも政権を維持し、20年にわたって権力の座についてきましたが、これで軍からも事実上見放された形で、今後どう対応するかが焦点となっています。

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