どこもかしこも小沢、小沢、小沢です。困ったときの「小沢頼み」です。
ところで、小沢氏はいまなぜ動かないのでしょうか。結論からいうと、動く必要がないからです。
実は小沢氏は、2010年9月の代表選のときでさえ、小沢氏自身が小沢支持グループを本気でまとめようと動いていないのです。
しかし、現在は毎日のように支持グループの会合に顔を出し結束固めをやっているのです。こんなことは珍しいのです。
現在は、菅首相の居座りによって、脱小沢グループはバラけつつあります。それに小沢グループが動かなくても執行部を中心に菅降ろしをやっており、菅首相も粘るので、執行部のイメージがダウンする一方です。
新党の理念は、今年2月の小沢一郎政治塾での小沢氏の講演にある。小沢氏は「これからの政治は2つの共生がキーワードになる。1つは国家間・人間同士の共生、もう1つは自然との共生だ」と語った。