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【次代への名言】温故知新編（５９）

「とにかく、〈善〉の実相（イデア）こそ、学び知るべき最大なるものだ」（プラトン著・田中美知太郎訳『国家』）

　プラトンは２０歳代後半で師・ソクラテスの非業の死に直面した。以後、彼は生涯をかけ、対話形式の著作で師の思想を後世に伝える一方、現在の大学の源となる「アカデメイア」を開校し、後進の育成と学問の探究に不滅の足跡を残した。