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野田、会期内採決を厳命も執行部ノラリクラリ

 首相は、18日中に党内手続きを終わらせ、帰国後の20日午前に両院議員総会か両院議員懇談会で自らが法案成立に向け結束を訴える構え。その上で20日中に委員会採決、21日に衆院本会議採決。会期延長も行い今国会での成立を期する。党執行部にもかねてこの方針を指示してきたが、輿石氏らは面従腹背を続ける。


 「内容がいかに良くても足元がしっかりしていないと実行できない。民主党の船団を組む作業が一番大事だ。党内の議論は丁寧に集約しなければならない」


 民主党樽床伸二幹事長代行は17日のNHK番組で党内手続きを慎重に行う意向を示した。衆院採決も「政局に結びつけるのではなく実行する観点で判断をする」とモゴモゴ。司会が「21日までに採決するのか」と念を押しても「そういうピンポイントな質問でなく…」とはぐらかした。


 これは明らかに首相の指示に反する。

同席した自民党田野瀬良太郎幹事長代行も血相を変えて「樽床さん、先送りなんてことになると何もかも水の泡になってしまう。採決が21日より遅れることはあり得ない!」と詰め寄った。

 樽床氏が煮え切らないのは、衆院採決を強行すれば造反、党分裂が避けられないためだが、その背後に輿石氏の影がちらつく。


 民主、自民、公明3党の修正協議が一気に進んだ14日夜、輿石氏は閣僚経験者にこうつぶやいた。


 「それなら21日に衆院採決になって党が割れて困るじゃねえか…」


 15日までに協議をまとめるのは首相の強い意向のはず。閣僚経験者がそう指摘すると輿石氏は人ごとのように「おっ、そうか…」。