京都大は来年4月から、修士博士一貫の大学院「総合生存学館(思修館)」を開設する。
京大によると、同大学院で学ぶのは社会の課題を総合的に分析し解決に導くための方法論や思想、政策などを幅広く研究する「総合生存学」。
現在、京都大医学部キャンパス内に来年3月の完成を目指して専用の校舎を建設中。また、京都市左京区吉田中阿達町にある左京区役所跡地も購入し、新たに専用校舎を建設する予定。
一方、同大は、学生の基礎学力の低下を受け、教養教育を一元的に担う新機関「国際高等教育院」(仮称)の設置を検討。
平成5年に教養部を廃止したが、最近の学力低下の傾向を受け、基礎的科目に力を入れる狙いがある。