本文には記していませんが今日のコラム https://t.co/8wpqW6R8jc は藤本隆宏「現場から見上げる企業戦略論」を東京大学に適用して考えたものという側面があります。日本には確かな基礎があり、また基礎への興味、若い世代の好奇心がある。これは隣国に少ない日本の強い力です
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2017年7月25日
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170722#1500719946
こうした問題にはっきりとした白黒をつけたパイオニアの1人は実は日本人です。東京大学工学部の古澤明さんは、世界で初めて「量子テレポーテーション」の現象を安定して再現、今日の「量子もつれ」さらには「量子情報通信」の飛躍へ、人類と世界の扉を大きく開きました。
現在、古澤先生は東京大学工学部物理工学科で研究室を率いておられますが、決して象牙の塔の孤高の人というタイプではありません。
直接面識もなく、数学年先輩に当たられますが、物理工学で修士まで修了されると、ニコンに就職して光メモリーの研究開発に従事されました。
35歳の1996年に米カリフォルニア工科大学に留学、この地で、それまで経験がなく、独学で努力してこられた量子光学の中でも、最も基本的な問題である「量子テレポーテーション」実現に挑み、2年後の98年に成功、ときに37歳。
決して早い成功ではなく、むしろ地道にやってきた人が、大きくジャンプして成功したと言うべきだと思います。
ただ、そのジャンプ台が日本ではなく、米国だった。この問題は、現在でも基本、あまり解決されていないのが、大学としては大問題です。
古澤さんは帰国後の2000年に東京大学に招聘されます。メーカで培ったプロとしての地道な積み重ねで、それまで存在も確認されず「パラドクス」と呼ばれていたような「テレポーテーション現象」をワンチップのデバイスにまで洗練、完全に世界のトップを牽引するチームを率いておられます。
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170611#1497177475
出来るってのは、ともかく圧倒的に出来る でないと 力にならない。嫌われたり憎まれたりするくらいに出来ると いろいろ波風立つかもしれないけれど 最終的にはなんとかなる それを支えるのは 個人の営々たる努力で 財力とか 研究費獲得の政治力とか そんなものはメッキの類と思うべきでしょう
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2017年7月25日
財力のせいにしちゃいけない 努力ですよ。 そういう人を僕は信用しますし^^
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2017年7月25日
逆に日本の俊才は国内なんかにとどまっていてはいけません。東大京大とMITやプリンストンを併願出来ますから4月に東大に入って9月からプリンストンに行けばいい。日本社会は大学合格しか見ないから、日本の大学に合格しておくのは身を助けるかもしれないが4年を費やす価値はない。外に出るべき。
— Ken ITO 伊東 乾 (@itokenstein) 2017年7月25日
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20170724#1500892764
1983年武蔵高等学校卒業、1990年東京大学理学部物理学科卒業、1992年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了、1995年同博士課程単位取得退学、1999年東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論博士課程修了、博士(学術) 論文の題は「動力学的音楽基礎論 」。2000年東京大学大学院情報学環助教授、2007年准教授。
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部 - Wikipedia
研究者の世界では、ロシアが先程のツイートで言ったような状況にまだ完全になっているとは思えないけれど(個人的には職を提供してもらっているが)、中国はポスドクレベルでは、もう既に主要なアカポス市場の一つになっているのは間違いない。
— 中島淳一 (@postagbstarjp) 2017年7月25日