政府は、１９日に退任する日銀の白川総裁の後任にアジア開発銀行総裁を退任した黒田東彦氏を、副総裁に学習院大学教授の岩田規久男氏と日銀理事の中曽宏氏を起用する人事案を国会に提示し、先週、衆参両院の本会議で、いずれも賛成多数で同意されました。
これを受けて、政府は１９日の閣議で、３人をいずれも２０日付けで任命することを決めました。
日銀の総裁と副総裁の任期はいずれも５年間ですが、今回は白川総裁が２人の副総裁に合わせて任期の途中で退くため、総裁に就任する黒田氏の任期は白川総裁の任期が切れる来月８日までとなります。このため、政府は黒田氏の人事案を改めて国会に提示し、同意を求めることにしています。
