ドラマより凄い「半沢直樹」モデル 三菱東京UFJの派閥争い ゲンダイネット
同行には現在、社外取締役・監査役を除き、80人の役員がいる。うち、ヒラの執行役員(部長、海外支店長クラス)は43人だが、これは面白いことに三菱系とUFJ系がほぼ半々。「旧行のバランスに配慮した」(同行幹部)結果なのだという。
しかし、常務執行役員以上では、東京三菱系が明らかに多くなる。37人のうち、三菱系は25人、UFJ系は12人と、ダブルスコア以上の大差。出資比率の「1:0.62」と比べても三菱系が圧倒的に多い。
ちなみに、商法上の取締役18人の内訳は、三菱10人、東京2人、三和4人、東海2人で、三菱出身者が牛耳っているといっていい。
「頭取は3代続けて三菱系。この先、UFJ出身者が頭取になるのはムリでしょう。そもそも、かつて行名は〈東京三菱銀行〉だったのに、いつの間にか〈三菱東京〉と三菱が前にきている。三菱のプライドを感じさせます」(同行OB)